Canonは2024年8月30日にEOS R5 Mark IIを販売します。そして、EOS R1は11月の予定です。
どちらもスーパーカメラですね。特に私は野鳥写真をメインにしていますので、EOS R1が気になります。
もちろん気になるだけです(笑)。価格が100万円ですので絶対に買えません(苦笑)。
このEOS R1の登場で下取りに出されるカメラがあります。そう、EOS R3です。
これを機に、中古のEOS R3を狙っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、「野鳥写真では、EOS R3はこのようなシーンの写真が撮れます」と題してのお話です。
EOS R3は、野鳥の飛翔の撮影は楽勝
八丈島ではアマツバメが繁殖しています。シーズンになりますと来島し、高速で空を滑空します。
そのスピードはあまりにも速く、一昔前のAF、高速連続撮影が10コマ/秒のEOS 7D Mark IIでは相当数撮影しないと写真は撮れません。
EOS R3は、全域AFエリアの選択で高速AFが可能、高速連続撮影が通常でも30コマ/秒です。さらにカスタム高速連続撮影を使いますと最高195コマ/秒までいけます。
ここまで自動化できますと、飛翔するアマツバメをファインダーにさえ入れられれば、確実に撮影が可能となります。
また、EOS R3の高速の全域AFエリアは、向かってくる物体にも追尾できます。
ウミネコの飛翔コースが分かっていましたので、それに合わせてEOS R3を構えました。瞳検出、全自動のAFにより、撮影した写真はピントが顔にしっかり合っていました。
EOS R3の撮影の苦手な条件とその対応
EOS R3は、現状ではCanonの最高峰のカメラです。ただ、暗闇の森や葉や枝が多い環境では、ピントは迷います。
EOS 7D Mark IIと比較して、ピントの照合は少し遅いように感じます。
もしかしましたら、OVFビューアシストのリフレッシュレートが遅く、光学ファインダーよりも若干劣っているのかも知れません。
また、EOS R3のAFの速度が速すぎるのか、手前の葉や枝にピントが引っ張られ、それを避けるためにまごまごしている間に野鳥に気づかれて逃げられてしまうことも多々あります。
この弱点は、私はスポット1点AFまたは領域拡大AF、親指フォーカス、OVFビューアシストの組み合わせのカスタム設定で対応しています。
また、私は上記の設定以外に、フォーカスリングに指をかけてマニュアルで対応するときもあります。
今日は、「野鳥写真では、EOS R3はこのようなシーンの写真が撮れます」と題してのお話でした。
EOS R1が11月に発売されます。EOS R1は100万円ですので、下取りに出されるEOS R3は狙い目のカメラになります。
空を飛ぶ野鳥の撮影は十分に活躍します。一方、森の中では光学ファインダーのカメラと比較して、少し劣るような気がします。
私の感覚では少し遅いと思っているEOS R3ですが、上記のカスタム設定やピントリングの位置などを工夫すれば、もちろん十分に野鳥写真撮影に使えます。
ですので、中古のEOS R3は狙い目のカメラですね
EOS R3はここまで撮れますので、中古の購入の判断材料にしていただければ幸いです。
国際学会に参加するため、しばらくブログの更新はお休みします。
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