冬の八丈島は、暖かくなったり、冷たい強風になったり、その影響で海が荒れたりと、さまざまな自然の姿を見ることができます。
八丈島は1周たった60 kmで面積も70 km2のとても小さな島です。でも、ぼ〜っと景色を眺めていても、いろいろな刺激があります。
私にとっては変化の富んだ島です
飽きがきませんね
今日は、「2023年2月下旬、東京都八丈島を回ってきました」と題してのお話です。
ノキシノブ
八丈島の2月は春に入り始めです。山へ行きますと、野鳥が巣をつくる場所を探しています。
森の暖かいところですと、シチトウスミレも咲き始めていますね
残念ながら、イメージどおりの個体との出会いがありませんでした。その代わり、歩いていましたら、シダ植物のノキシノブと出会いました。
美しさだけでなく、胞子嚢群もすっかり完成して、見栄えのいい個体でした
タヒバリ
八丈島の身近な冬鳥といいますと、やはり、タヒバリでしょうか?昨年よりは個体数は少ないものの、よ〜く観察していますと、意外に身近なところでご飯を食べています。
ご飯といっても、種子ではありませんでした。八丈島は本土と違って気温が少し暖かいので、ダンゴムシ、小さなミミズ、休眠している昆虫などを食べていました。
しばらく観察していました。近くに歩いてきてくれましたので、せっかくですので、撮影させてもらいました。
チョウゲンボウ
八丈島ではチョウゲンボウも冬鳥です。ただ、猛禽ですので身近ではありません。
ですので、私も百発百中で出会えるわけではありません
でも、散策していますと、ときおり気配を感じます。
もしかして・・・
と脅かさないように双眼鏡を構えましたら、枝に留まっていました。元気がないようでしたので、もしかしたら休憩中だったのかもしれません。
脅かさないようにそっと撮影して、そのまま離れました。
ハシブトガラス
八丈島は年々カラスの羽数が増えています。正確にはハシブトガラスですね。
ハシブトガラスも繁殖期が始まっており、群れの中からペアを形成中です。そして、本格的な繁殖期になりますと、小枝をくわえたペアが見られるようになります。
絵になっていましたので、撮影させてもらいました。
冬の八丈島はいろいろなものが見られますね。風の影響で、海で大きな水飛沫が見られると、見どころは地上だけでないことがわかります。
ただ、海沿いは気をつけていませんと波でさらわれてしまいますので、注意が必要です。
八丈島はコンパクトな島ですが、山も海も見どころの多いです。まもなく春休みになりますが、ぜひ八丈島へ来島し、豊かな自然を楽しんでくださいね。
八丈島外で用事があるため、ブログの更新はしばらくお休みします。
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