小さくて万能な接写レンズ ーEF50mm F2.5 コンパクトマクロー

写真機材

マクロレンズというとシグマの70 mmやタムロンの90 mmが有名で、昨今は70~100 mmの焦点距離が全盛ですね。

昔はというと、マクロレンズは50~60 mmでした。100 mmマクロレンズと比較して焦点距離が短いため、被写界深度が深く、F8~F11の絞りを選択するととてもシャープに写ります。

Canonでは、生産終了となってしまいましたが、EF50mm F2.5 コンパクトマクロがあります。

長所

  • 前面のレンズが奥にあり、フード不要。名前の通り、コンパクトで持ち運びが楽です。
  • 解放F値がF2.5。とても明るいです。

短所

  • 1987年に発売されたので設計が古いです。
  • 絞り数が6。また、円形絞りではないので、逆光になると六角形のゴーストが出やすいです。
  • このレンズ自体では1/2倍撮影までで、ライフサイズコンバーターEFをレンズとカメラの間に挟まないと等倍撮影ができません。

レンズ自身の問題点は色々あるものの、私は、このレンズで忘れられない一枚を撮影しました。

研究者時代、Proceedings of the National Academy Sciences of the United States of America(PNAS)という科学雑誌に共筆頭著者として論文が通った直後、雑誌側から表紙にしたいので写真を送ってほしいとのメールが研究室のボスに届きました。慌てて被写体を撮影、送信し、メールの通り採用され表紙になりました。被写体はヤスデです。注意:脚のいっぱいある生き物が苦手な人はこのリンクをクリックしないでください。

また、短いレンズなので光るキノコの撮影にも向いています。

シイノトモシビタケ Mycena lux-coeli

残念ながらCanonは生産終了してしまいましたが、50 mmマクロレンズは様々なところで活躍します。私のレンズも今でも現役で、キノコや動きの少ない昆虫などの被写体にこのレンズを使用しています。みなさまもぜひお手頃な値段の50 mmマクロレンズで拡大写真の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

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