私は、研究者だったせいか、人から言われたことをそのまま受け入れて行動するのが嫌いです。
本当にそうなのか?
といつも疑問を持ちます。過去には、実験をして発表された論文が疑わしいものとして暴いたこともあります。
2022年2月8日の今日の八丈島は、気温は低く、空はどんよりと曇り、ときおり雨が降りました。出かける日和ではないでしょう。
でも、私はいつも
本当にそうなのか?
と思っています。晴れには晴れの良さがあるでしょう。でも、今日のような天気にもきっと良さがあるはずです。
今日は、「2022年冬、天気の悪い東京都八丈島を楽しんできました」と題してのお話です。
八丈島は雨の多い島です。八丈島では、水と植物とくにシダ植物とは切っても切れない仲ですね。
八丈島は、足元のどこを見回してもシダ植物だらけです。ただ、この世の中、例外もあります。
ノキシノブは木につく場合もあります。目線は少し上です。
本来は、ふさ〜っとたくさん葉身が生えるのですが、代表してその中の一つ。
ムナグロ
八丈島ではムナグロが越冬しています。海岸沿いは、フナムシも生息していますので、いい餌場でもあります。
群れの見張りの個体を撮影させてもらいました。
ツグミ
今日は、私のフィールドで観察されるツグミの数が急に増えました。行動パターンがおかしな個体もたくさん見られました。
もしかしたら、昨晩から今朝にかけて移動してきた群れかもしれませんね
今日は断続的に雨が降りましたので、地面がとても柔らかくなっていました。ツグミは地面を掘り起こして、小さな昆虫や、ときおり大きなミミズを食べていました。
これまでの個体と違うのは分かりましたので、一定の距離をおいて撮影させてもらいました。
タヒバリ
タヒバリも八丈島では冬鳥です。タヒバリはツグミと一緒に行動していました。
タヒバリの体の大きさは、ツグミよりずっと小さいですが、黙々と地面をつついて昆虫を探していました。
小休止で顔を上げたところを撮影させてもらいました。
ハクセキレイ
雨といっても、土砂降りではありません。地面には水滴がのこりました。
その中を、ハクセキレイは歩いていました
本土ですと、地面は霜が降りたりして固くなってしまいますが、八丈島では寒くなっても、昼間は固くありません。地面を掘り起こし、休眠(昆虫の冬眠を休眠といいます。)している昆虫を探していました。
冬の八丈島の天気はあまり良くありません。風は寒いし、空は曇り、雨も降ります。
でも、見どころは0になってしまうかといいますと、そうではありません。丁寧に観察しますと、色々な命と出会います。
今後も、先入観を持たず、自身の目で探していきたいと思います
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