私は、カメラを被写体別に使い分けています。ほんの少し前は、風景、植物、昆虫はEOS 6D Mark IIで、野鳥と野生動物はEOS 7D Mark IIで撮影していました。
EOS 6D Mark IIは、
- CMOSセンサーがフルサイズで2620万画素の高画素。
- オートフォーカスが遅い。
- 高速連写が6.5コマ/秒。
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それと比較して、EOS 7D Mark IIは、
- CMOSセンサーがAPS-Cサイズ2020万画素。
- オートフォーカスが速い。
- 高速連写が10コマ/秒。
それぞれのカメラの性能の違いからの使い分けでした。
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最近、EOS 7D Mark IIと同じ立ち位置のEOS R3を手に入れました。圧倒的な性能差ですので、普通の撮影ではEOS R3を持ち出すことが多くなりました。
ですが、昨日、EOS 7D Mark IIを持ち出して撮影していたときに違和感を感じました。
今日は、「CanonのEOS R3とEOS 7D Mark IIとのシャッターボタンのストロークの違いについて」と題してのお話です。
過酷な環境では、EOS 7D Mark IIは現役です
八丈島は海に囲まれていますね。潮風もばんばん来ます。
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知り合いのプロカメラマンさんのホットシューも錆びていました
私のカメラには錆は認められていませんが、これ、八丈島では普通です。ですので、EOS R3を買ってそうそう、海沿いで使うのは少し躊躇しています。
そんなときに活躍するのが、EOS 7D Mark II。
中古市場のEOS 7D Mark IIの値段はEOS R3の1/10ですが、APS-Cセンサーサイズをもつカメラのフラッグシップモデルとよばれるほど、防塵防滴と堅牢性の高いカメラでもあります。
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ですので、海沿いのムナグロの撮影にはよく使用します
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EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
八丈島のしけの海の波を撮影していたときに気づいたこと
私のEOS 7D Mark IIは親指フォーカスの設定になっており、シャッターボタンはシャッターを切るための役割しか振り分けていません。
いつものように親指でフォーカスを合わし、
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ここだっ
と思ったところで、シャッターボタンを押しました・・・。
本人は押したつもりになっていたのですが、シャッターが切れず、そのまま波は流れました。
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ん!?
そう、知らないうちに、私はシャッターボタンを浅く押していたのです。
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海から離れた安全なところから望遠レンズを使って撮影しています。
EOS R3のシャッターボタンのストロークはEOS 7D Mark IIよりもずっと浅かった
EOS R3は動き物を撮影するための専用機として私は使っています。
そう考えますと、被写体にもよりますが、親指フォーカスよりも、半押しでオートフォーカス照合、さらにシャッターボタンを押して高速連写の方が使い方はいいように思います。
ヒシクイが草を食べている写真ですが、まさにこの瞬間を狙って撮影しました。
半押しでオートフォーカス照合、さらにシャッターボタンを押すだけで簡単に撮影できました。
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
このとき、右手の人差指はわずかしか押し込んでいません。ときどき、指が震えますが、それだけでダーーーーーとシャッターが切れます。
ただ、こんな感じにしていませんと、野鳥や動物の瞬間を撮ることは出来ません。
この右手の人差し指のわずかな動きです。でも、EOS R3を使い続けてしまったために、指が勝手に動きを覚えてしまい、さきほど書きましたが、EOS 7D Mark IIでシャッターボタンを押せない現象が起きてしまったのです。
EOS R3とEOS 7D Mark IIのシャッターボタンのストロークは違うことを、今ごろになって理解しました。
本当は、EOS R3に1本化すればいいのですが、海の近くでの撮影では、買ってそうそうEOS R3を塩漬けにしたくないので、私はEOS 7D Mark IIを選んでいます。
EOS R3とEOS 7D Makr IIのシャッターボタンのストロークの差を理解して、今後も併用し続けようと思います。
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EOS R3
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病院に行くため上京します
ブログの更新は、帰ってきてから再開します