先日、ある人に野鳥写真の撮り方を尋ねられたことがありました。
双眼鏡、カメラ、望遠レンズを揃えました
構え方もOK
野鳥もファインダーに入れることが出来るようになりました
じゃあ、大丈夫ですね
写真を撮れるようになったのですが、何か変なのです
野鳥のお腹ばっかりの写真なんです
ああ、なるほど
今日は、「視線の高さを合わせると野鳥写真の仕上がりが変わります」と題してのお話です。
兎にも角にもデータ集め
以前、ブログに私の写真の撮影方法について書きました。
例によって、データ集めです(笑)
実を言いますと、私の野鳥写真の9割近くはデータ集めしかやっていません。何月何日、何時何分に、どの場所に出現するか、さらには留まる枝まで調べ上げます。
最後の留まる枝を調べ上げるまでが大切で、これがのちの写真の仕上がりに影響を与えます。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
野鳥の写真を撮るのが楽しすぎて、ついしてしまうこと
野鳥が射程距離に入ったらシャッターを切りたくなりますね。これは、私だけでなく、誰もが思うところですね。
特にデジカメになってからは、いくらシャッターを切ってもフイルムは減りませんので、お金はかかりません。連射が今の時代の撮影方法でしょう。
ですので、例えば、シチトウメジロがすぐ側にいましたら、もう、すぐにシャッターを切ってしまいます。
そうなんです
それでお腹の写真に・・・
はやる心を抑えて、野鳥が視線の高さまで来るのを待つ
シチトウメジロの場合です。ちょこまかと動きますね。
ファインダーに入れるのも、ピントを合わせるのも大変ですね
私はどうしているかといいますと、シチトウメジロが留まってほしい枝にあらかじめピントを合わせて待っています。
そして、このとき、視線の高さの枝を選びます。
そう、シチトウメジロを自分の距離・エリアに誘い込むのです
あとはシャッターボタンを押すだけです。緊張もしないので、かなりの高確率で撮影できます。
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
自分の距離・エリアに野鳥が入らなかったら、撮影をあきらめます
勇気のいることですが、私は、自分の距離・エリアに野鳥が入らなかったら、撮影をあきらめることにしています。
無理やり撮影しようとしますと、野鳥に覚えられて距離をとられるからです。記憶に一度、強い刷り込みが起きるような強烈な刺激がありましたら、もう二度と撮影のチャンスはきません。
それで、行動パターンが変わったら、もう終わりです
ですので、出現場所を特定しても、私はかなりのテストをし、それから撮影に入ります。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
え゛〜、けっこう大変なことをしているんですね
でも、調べれば調べるほど、おどかさずに、野鳥の自然の姿を視線の高さで撮影できるんですよ
データを集め、最後は、視線の高さを合わせる。
やることはこれだけですが、野鳥のお腹の写真から卒業できますよ
おすすめです
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