私は、野鳥の写真をこんな感じで撮影しています

動物

以前、ガイドさんは、超望遠レンズの構え方、練習方法を教えてくれましたね

はい、そうですね

でも、私が近づきますと、鳥はぴゅ〜って飛んで逃げてしまうんです

そういう場合は、多いですね

どうすれば良いですか?


今日は、「私は、野鳥の写真をこんな感じで撮影しています」と題してのお話です。


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自分のフィールドをできるだけ知る

私がフィールドに出るとき、野鳥の行動だけでなく、常に、時間、場所、地形、枝などの周辺の情報を集めます。

この情報は、ほとんどは野鳥の行動と関連性が低いので、使わない場合が多いです。でも、関連性の低い情報が集まれば集まるほど、目的の情報が浮き上がってきます。

そして、

ここに〇〇(野鳥)が出てきたら、こういう風に行動するのかなぁ・・・?

と想像をします。

いきなり鳥が出てきて、撮影できないことってありますよね。そう、私も、予想をしていなければ、だいたい失敗します。

その予想をするために、情報を集めるのです。


耳で聴き、横目で見て見ぬ振りをしながら情報を集める

情報の大切さを知れば、次はどう集めるかです。

散歩をしている人が、意外と野鳥に近づけられるのを見たことがあると思います。私も、

こんなことができるの?

と毎回、感心しています。実は、野鳥は関心を持って人が近づくと逃げ、無関心ですと逃げない習性があります。

ですので、私は、耳で聴き、横目で見て見ぬふり、無関心のふりをして、データを集めます。

例えば、カシラダカ。私はカシラダカの地鳴きを聞き分けられますので、正面を見て歩きながら、私の側方を耳でチェックしていました。

出てくる位置が分かりましたので、あとは待ち伏せをして、撮影をしました。

カシラダカEmberiza rustica
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

失敗の情報は宝

ベストを尽くしていても、私も、毎回、撮影を成功するわけではありません。ただ、失敗したときに、記録と考えうる原因をメモしておきます。

失敗から数週間後、私の目の前にあるはずのないものが道に立っていました。双眼鏡で見ますと、カマキリです。

この瞬間、私は、以前イソヒヨドリのメスの撮影を失敗していたことを思い出していました。では、なぜイソヒヨドリのメスはここにいたのでしょうか?

前回は、理由まではわかりませんでしたが、イソヒヨドリのメスは、岩の上をぴょんぴょんと移動していました。そのメモから、私は岩が食事場になっていたのではないかと想像しました。

あとは、カマキリが襲われると予想し、待ち伏せしました。イソヒヨドリのメスが仕留めるところを撮影できました。

イソヒヨドリMonticola solitariusのメス
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

地形を見て、 野鳥が歩くコースを想像する

よく、野鳥は翼があって、自由に飛べていいですね

と聞きますね。でも、バードウォッチングの経歴を重ねますと分かりますね。

野鳥は、理由ないと飛びません(笑)

疲れるのが嫌なんでしょうね(笑)

そう、野鳥は、意外と歩くのです

ハクセキレイは身近な野鳥ですね。でも、ハクセキレイの撮影は、私は苦手です。

では、「チャンスがまったく無いの?」というとそうでもありません。

観察を続けていますと、来る時期、気象や地形の変化が重なると、ハクセキレイは私の監視よりも餌の方を選択する傾向があることが分かりました。

そこで、ねらった各条件になったあと、地面の変化を観察し、ハクセキレイの歩くコースを予想しました。

待ち伏せしますと、ハクセキレイが私の方へ歩いてきました。

ハクセキレイMotacilla alba lugens
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

私は、野鳥写真の撮影は300 mmの焦点距離のレンズからスタートしました。そのあとは400 mmを長く使っていました。

一般の人からしますと、300 mmや400 mmの焦点距離は超望遠レンズですが、野鳥写真の世界では広角レンズに相当します。

学生時代はレンズを買うお金もありません。そこで、データを集め、待ち伏せして撮影をするようになりました。

今回は600 mmのレンズを使って撮影した写真だけですが、そのうち400 mmのレンズ縛りで撮影してみますね

ぜひ、そのときは参考にさせて下さい


仕事が入りましたので、明日(2021年10月30日)のブログの更新はお休みします。

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