本土の方々からすると、八丈島は温かいですね。でも、島民の方々は
寒い、寒い
といっています。体が暑い方に慣れていますので、これは仕方のないことです。
私は雪国育ちですので、八丈島の冬はとても快適です。
でも、いつも快適かといいますと、実際は違います。
今日は、「2021年2月4日、冬の東京都八丈島の風は侮れません」と題してのお話です。
今日の八丈島は強風と高波でした
まずは、動画を見て下さい。
風の音が聞こえていますね。夕日ヶ丘で撮影したものですが、実際には立っているのも大変なくらいの強風でした。
その風に押されて、波が南原千畳敷の溶岩に当たって、高い波しぶきが見られますね。
八丈小島は白波に囲まれていました
先のほどの角度から右に90°体を向けますと、目の前には八丈小島が見えます。
数日前の夕日ヶ丘から見た八丈小島はこんな感じでした。
そして、今日。
八丈小島周辺の海全体が白のパッチ状に見えますね。これは、風でたくさんの波が発生しているからです。
八丈小島の左側で、水しぶきが風で煽られているのがわかりますね。
八丈島はこのような姿を見せるときがあります。
飛ばされそうになりながら、強風にあらがって一人で撮影していますので、私はすっかり怪しい人です(笑)
私は何をやっているんだろか・・・?
と自身でも思ってしまいました(笑)。
冬の八丈島では天使の梯子が見られやすいです
最近は、夕方になりますと、八丈島周辺は厚い雲に包まれます。
きれいな夕日を見るのは難しいですね
でも、日没よりも少し前に海岸に行きますと、天使の梯子が見られます。
厚めの雲が形成される前の空は、たくさんの隙間があります。そこから太陽の光が降りてくるわけです。
八丈小島は、春夏秋冬、色々な姿を私たちに見せてくれます
八丈小島周辺の海水面を走る水しぶき
夕方になりました。気温は9℃、湿度は41%、そして風速は9 m/s。
体感気温は-2.7℃と推定される条件です
でも、実際は、もっと寒く感じました。いつもは、八丈島の冬は寒くないといっていますが、今日はなぜか違いました。
撮影場所は、ビュービュー冷たい風が吹いてきます。展望台から見下ろしますと、面白い現象が見られました。
アイスバーンを走る冷気のようです。でも、よ〜く見ますと、写真に写っている上下端は青色、つまり海です。
そう、この写真の場所は八丈小島周辺の海です。水しぶきがものすごいスピードで海水面を走っていました。
空を見上げますと、ノスリが風の抵抗を少なくするために羽をたたんでいましたが、それでもピューッと風で飛ばされていきました。
今日は、八丈島の風の強さについて再確認しました。なにごとも軽く考えてはいけませんね。
八丈島は本当にうつくしい島です。でも、いつもいい顔ではありません。
来島できる機会がきましたら、ぜひ、このことを頭に入れておいてくださいね。