季節外れですが、光るキノコが八丈島で見られました

菌類

先日、色々お世話になっているプロの写真家さんから、八丈島への来島の予定を聞かされました。

彼が使用しているカメラは、中判のデジタルカメラです。レンズの1つ1つが巨大です。

何でもかんでもレンズを持ってくることはできないということで、八丈島の観光資源の1つであるヤコウタケがあるかどうかを尋ねられました。


今日は、「時期から外れていますが、光るキノコが八丈島で見られました」と題してのお話です。


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一般的に、秋はキノコの季節です

たとえば、このキノコ。

ウチワタケMicroporus affinis
EOS 6D+EF50mm F2.5 Compact Macro

これはウチワタケといいます。キノコの傘が、平ぺったく、筋が入っているのが特徴です。

山に入ると普通に見られますね。


でも、八丈島の天気は快晴で、人にとっては、とても快適でした

昨日(2020年10月13日)は晴れでした。湿度も下がっています。

人にとっては過ごしやすく、1日中、快適な天気でした。八丈小島の夕焼けもとてもきれいでしたね。

こんな天気ですと、実は、湿度を求めるキノコにとってはあまりよくありません。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

先週の八丈島は大雨でした

先週、700 mmの大雨が降りました。土砂崩れが八丈島のいたるところで起き、おいそれと、山に入るわけには行きません。

無茶しない程度に、夜、可能性のあるところを歩きました。それでも、湿度は低かったです。


季節外れの光るキノコがありました

八丈島では、自生の光るキノコが1番楽に見られるのは、6月〜7月のはじめにかけてです。

秋の今は、ベストの季節ではありません。でも、暗闇で光るものが見えました。

正体はこれでした。

エナシラッシタケFavolaschia peziziformis
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

エナシラッシタケといいます。目が慣れてくると、たくさんあることに気づきました。

八丈島は大雨で大変なことになりましたが、その代わりに、その影響で光るキノコが出ていました。


本土の人が光るキノコとよんでいるのは、ヤコウタケです。ヤコウタケを探しましたが、なかなか見つかりませんでした。

そして、1つだけ見つかりました。

危険な大雨による恩恵でした。一般的に見られるヤコウタケよりも一回り小さい個体でした。

ヤコウタケMycena chlorophos
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

光るキノコの結果報告をまとめると・・・

この日の夜の散策をまとめると、光るキノコは一応ありました。でも、これは大雨の影響です。

季節外れですので、プロの写真家さんが来島する時には、おそらく無くなっていると思います。また、今は、土砂崩れが起きているだけでなく、これから山で起きる可能性も高いです。

夜に山に入るだけでも危険なのに、さらに、土砂崩れの心配もしなくてはいけません。

事実だけ報告しましたが、安全のため、光るキノコはベストの季節に見たほうがいいですね。

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