Canonが開発発表をしたEOS R1に私が求めるもの

動物

私は、風景写真と接写はCanonのEOS 6D Mark II、野鳥はEOS 7D Mark IIとEOS R3を使っています。

私はもともとはOlympusを使っていて、カメラメーカーを変えるときにCanonを選択し、それ以来、ずっとCanonを使ってきました。

八丈島の写真仲間からはSONYやNikonを勧められることもありました。でも、グリップ形状に対する私の手の感覚がEOSシリーズ専用になってしまったため、メーカーを変えることはできなくなりました。

たぶん、これからもずっとCanonのEOSシリーズを使うことになるでしょう。


さて、先日、CanonがEOS R1の開発発表をしましたね。ネットでは大盛りあがりです。

機能の詳しい感想は他の方々にお譲りすることにして、野鳥写真を撮影する人の1人として私もEOS R1に求めるものを書きたいと思います。

「EOS Rシステム」初のフラッグシップ機“EOS R1”を開発 新開発の映像エンジンシステムにより高性能AF・高画質を実現 | キヤノングローバル
キヤノンは、RFマウントを採用した「EOS Rシステム」初のフラッグシップモデルとして、フルサイズミラーレスカメラ“EOS R1”の開発を進めており、2024年中の発売を目指します。

今日は、「 Canonが開発発表をしたEOS R1に私が求めるもの」と題してのお話です。


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ミラーレスカメラのEOS R3の能力

ミラーレスカメラの利点は全自動で瞳を認識してピントを合わせ続けられることです。EOS R3にいたっては、これに加えて30コマ/秒の高速連写ができます。

そして、設定によっては195コマ/秒の高速連写も可能です。

これらの機能はすごいですね

これらの機能のおかげで、今まで不可能だった一瞬を切り取ることができます。EOS R1は当然これを超えてくるでしょう。

クロハラアジサシChlidonias hybridus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

EOS R3の弱点

「背景がすっきりしている」ような条件では、ミラーレスカメラの独壇場です。

ただ、光学ファインダーのデジタル一眼レフカメラで撮れた写真が100%撮れるかといいますと、正直な話、よく分かりません。

たとえば、私が住んでいる八丈島は暗い森が多いです。枝も多いです。

このような条件で、EOS R3とEOS 7D Mark IIを使いますと、「ピント合わせ」に限って言えば、EOS 7D Mark IIが勝ちます。

理由は分かりませんが、EOS R3は動作は速いものの、野鳥にはピントは合わないのです。これはどのAFエリアを選択しても、EOS 7D Mark IIには勝てません。

光学ファインダーのカメラを使っていたときは、手前にたくさんの枝を入れて、その影に隠れ、目的の野鳥を撮影するテクニックを使うときもありました。

これは、EOS 10D、20D、30D、EOS 6D、EOS 6D Mark II、そしてEOS 7D Mark IIでできました。

ところが、最新型のEOS R3ではピントが思うように合わず、まごまごしている間にチャンスを逃します。

White-crowned Sparrow Zonotrichia leucophrys
EOS 20D+EF400mm F5.6L USM
アメリカ合衆国カリフォルニア州デービス市で撮影

また、野鳥の手前に意図的にものを置いたりしますと、光学ファインダーのデジタル一眼レフカメラは撮影できますが、EOS R3の場合は手前のものにピントを合わせてしまいます。

高性能が仇となるのです

White-crowned Sparrow Zonotrichia leucophrys
EOS 20D+EF400mm F5.6L USM
アメリカ合衆国カリフォルニア州デービス市で撮影

EOS R1には撮影者の癖を学習する「学習モード」を搭載して欲しい

ディープラーニングによるAFの高速化は素晴らしいものでしょう。

でも、私は、光学ファインダーのデジタル一眼レフカメラでできたテクニックをミラーレスカメラでも再現して欲しいです。

たしかに、EOS R3は高性能で今まで不可能だったことができてしまうカメラです。でも、森の中では、まだまだ弱点が多いです。

撮影しているとき、いちいち背景をEOS R3に合わせるのが非常にストレスです。このせいでシャッターチャンスを何度も逃しています。

私のカメラの使い方には傾向があります。

この撮影者はこんな使い方をしているから、これが被写体だな

枝が多いけれども、これ、わざと入れているな

と、カメラが認識してくれればどんなに楽に撮影ができるでしょうか?

EOS R1には、撮影者の癖を学習する「学習モード」を搭載してもらい、本当の意味でデジタル一眼レフカメラの最高機種のEOS-1D X Mark IIIを超えて欲しいと思います。

EOS-1D X Mark III:レンズ交換式カメラ・レンズ
「EOS-1」シリーズの最新機種。最新映像エンジンDIGIC Xと191点の測距点、ファインダー時の最高約16コマ/秒の高速連続撮影など、瞬間を高画質に切り取る機能を数多く搭載。

今日は、「 Canonが開発発表をしたEOS R1に私が求めるもの」と題してのお話でした。

EOS R3で満足したところはOKです。EOS R1でもさらに発展することでしょう。

でも、暗い森の中では不満があるところがあります。

光学ファインダーのデジタル一眼レフカメラで撮影できたシーンの完全再現して欲しいです。そのために撮影者の癖を学習する「学習モード」を搭載して欲しいと思います。

まあ、これは未来の話です。

実現するかどうかは分かりませんので、

EOS R1に搭載されていたらいいなぁ・・・

の私の妄想でした(笑)。


明日のブログの更新はお休みします。


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