EOS 10D、 EOS 20D、 EOS 30D

写真機材

EOS 10D、EOS 20D、EOS 30DはAPS-Cフォーマットのカメラです。まとめてお話します。

これらもカメラ自体の写真が残っていませんので、お話だけとなります。

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EOS 10D

博士号を取得し、日本でポストドクをすると思っていましたら、アメリカのカリフォルニア大学デービス校でプロの研究者としてのスタートを切りました。

当時は、

絶対に生き残ってやる!

と気合を入れていましたので、カメラは一切持たずの海外生活のスタートでした。

そして、1年後、求められた成果を出し、複数年契約も勝ち取り、自身のご褒美としてEOS 10DEF400mm F5.6L USMを購入しました。このときに買ったEF400mm F5.6L USMは20年以上経ったいまでも現役の相棒です。

私のカメラもEOS 10Dからフィルムからデジタルに移行します。

予算の関係から購入したのはEOS 10Dでした。

みなさんご存知のとおり、写真はシャッタースピードと絞りの組み合わせです。プロ仕様のEOS-1Dで撮影してもアマチュア仕様のEOS 10Dで撮影しても同じ写真になります。

研究者として全力を注いで生きる当時の私にとっては、EOS 10Dで十分でした。

630万画素のCMOSセンサー、3コマ/秒の連続撮影と今の時代のカメラと比較してロースペックなカメラでしたが、アメリカ時代の私の心を支えてくれるカメラとなりました。

ゴイサギNycticorax nycticorax
EOS 10D+EF400mm F5.6L USM
ゴイサギNycticorax nycticorax
EOS 10D+EF400mm F5.6L USM

EOS 20D

日本時代は研究者として無名だった私も、アメリカ時代からは成果が出始めました。土日無し、お盆正月無し、クリスマス無しの大学も家も関係なく研究の日々でした。

給料をもらっても使う時間も使う機会もありませんでした。そんなとき、

もうそろそろサブ機を持っていた方がいいか・・・

と思って買ったのがEOS 20D

機能は、EOS 10Dから、820万画素のCMOSセンサー、5コマ/秒、最高1/8000 sのシャッター速度と大幅にグレードアップしました。

このカメラは、教授が研究室に来ない日曜日の午前中2時間のバードウォッチングのときに活躍しました(笑)。

EOS 20Dは売却しても値段は付きません。八丈サイエンスクラブの子に広角レンズといっしょにあげました。


EOS 30D

アメリカ時代は研究者として充実していました。論文を出すたびに評価は上がり、私の研究分野では教授の右腕との認知されるようになりました。

3年ぶりに日本に帰国し、そのときにすべてのマニュアルの一眼レフとマニュアルレンズを下取りに出し、EOS 30Dを購入しました。

学生時代の思い出、プロの動物写真家を目指していたときを共にした機材が、二束三文で買い叩かれたのはショックでした。カメラを売るということはこんなものと学びました。

EOS 30Dは、820万画素のCMOSセンサー、5コマ/秒の連写、最高1/8000 sのシャッター速度と、スペック的にはEOS 20Dとほとんど同じです。

違いは、連写時のバッファー(記録メディアに書きこむ前に、何枚の写真がカメラ内に保存されているか。)です。後発のカメラだけあって、枚数が多かったです。

EOS 6Dに代わるまで、メインのカメラとして使い続けました。最後はEF100mm F2.8 マクロ IS USMの下取りとして売却されました。


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