このカメラも手元に残っていませんので、写真はありません。
説明
CanonのEOS 6Dは、フルサイズセンサーの2020万画素のCMOSセンサーを積んでおり、4.5コマ/秒の連写ができます。EOS 6Dより上位のカメラは、プロ仕様のEOS-1D XシリーズとEOS 5Dシリーズだけです。
プロでなければ(プロでも大丈夫ですが)、必要十分の機能を備えているカメラです
恥ずかしながら、フルサイズセンサーのカメラとAPS-Cフォーマットのセンサーのカメラ(EOS 10D、EOS 20D、EOS 30D)との違いを意識しはじめたのは、EOS 6Dを使い始めてからです。
長所と短所
長所
- 風景写真を撮影するときに現れます。センサーが大きいため、レンズの性能を十分に発揮でき、よりワイドに写真を撮影することができます。
- 森の中のような暗闇に強いです。
短所
- 動きものを被写体として想定して作られていませんので、移動するものは上手く撮影できません。私は、EOS 6Dを風景と植物の撮影専門に使うことにしました。
- 防塵防滴ではない。大雨の後、八丈島の裏見ヶ滝で撮影しました。水しぶきが激しすぎて、エラーが発生して動かなくなりました。のちに、EOS 6DからEOS 6D Mark IIに機種変更した理由がこれです。
写真の勉強には安くていいカメラだと思います
八丈島のような多湿の土地で使わなければ、EOS 6Dは必要十分なカメラです。2023年12月現在の中古価格は、状態によりますが4万円から6万円。24-105 mmズームレンズと一緒に買って、写真を勉強するにはいいカメラだと思います。
使い潰したころには、十分に元手をとっていることでしょう
思い出の写真
私は元々と研究者でした。研究者のステイタスの一つが、論文を掲載している雑誌の表紙を飾ることです。
グループで行った研究が編集者から高く評価されました。このときは、雑誌側から
表紙にするので写真を出してもらえませんか?
という連絡がきました。表紙の写真は、多くの場合、多数の投稿写真の中から決まります。名指しの経験は、私の30年の研究者人生でも初めてでした。
研究室のボスから依頼されて撮った写真が、Proceedings of National Academy Sciences of the United States of Americaの表紙になりました。
写真はヤスデなので、苦手な人はクリックしないでくださいね。
EOS 6Dはいろいろな面で活躍したカメラでしたね
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