明日の八丈島は、台風1号の影響を受けて、雨模様です。小笠原諸島は被害が出ないことを祈っています。
八丈島も季節の変わり目になりますと、定期的に強風に見舞われます。この風にのって、野鳥は海を越えてきます。
サギの仲間は、野鳥の中では比較的大型になります。そして、本土では普通に見られる留鳥ではないでしょうか?
ところが、ここ八丈島では、サギの仲間は留鳥ではありません。
今日は、「2022年春、東京都八丈島を通過したサギたち」と題してのお話です。
現在、サギの仲間はあまり見かけませんが、ほんの少し前はいろいろな種類が見られました。また、このあとまったく来ないわけではなく、強風が吹くたびに、ときどき姿を現します。
コサギ
一般の方は白鷺とよびますね。白鷺はコサギ、チュウサギ、ダイサギをひとくくりの総称です。
フィールドですと、ものさしがありません。小、中、大の区別が難しいのはもっともな話です。
コサギは、冠羽(漫画で俗に言う、アホ毛みたいなもの。)があり、足の裏が黄色です。歩いている姿が見られれば、判別しやすい種ですね。
チュウサギ
コサギよりも大きく、ダイサギよりも小さいです
当たり前なんだけれども・・・
まあまあ
私はそれ以外に、
脚の色が真っ黒かどうか
口の裂け目が目で止まっているかどうか
を見ています。両方とも当てはまりましたら、チュウサギです。
私が観察していたときは、ケラの仲間もひょいっと一口で食べていました。
ダイサギ
文字通り、一番大きい白いサギです。口を開きますと、目の後ろまで口が裂けます。
あと、脚の脛の部分が黒くないですね
実際に、コサギ、チュウサギ、ダイサギが並べば分かりやすいのですが、フィールドですと、そのようなことは稀です。ですので、私は識別ポイントで見分けています。
アオサギ
「アオサギ先輩」と呼ばれるサギですね(笑)。日本人には青ですが、海外では灰色に見えます。
ですので、英語ではGray heronとよびます
大きさは、だいたいダイサギと同じくらいの大きなサギです。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ゴイサギ
目が赤いのが特徴です。ずんぐりむっくりした体型で、白いアホ毛があります。
ゴイサギは夜行性ですので、昼間はぼ〜っとしています。動きもゆっくりですし、木に留まって眠っている姿を見ることもあります。
私が出会ったゴイサギは、寝ぼけていたので、私の目の前をゆっくりと歩いていきました。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日紹介したサギの仲間は、八丈島に一定期間とどまったあと、旅立ちます。明日は天気が悪いですが、きっと、見かけなくなったり、新たに現れたりするサギが出てくることでしょうね。
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