2022年秋の八丈島で見られる野鳥たち1

動物

気がつけば、2022年9月も終わり。

7月、8月は、ヘゴの森のガイドでびっしりスケジュールが埋まっていました

9月もそうでしたね

野草も色々観察しようと思っていたのですが、季節が変わってしまい、見られなかったものもたくさんありました。

私は、野草よりも野鳥の方が得意です。車の前を一瞬に通り過ぎても種の判別は出来ます。

そうやって、ガイドの最盛期の間、メモを書き続けてきました。そして、写真は、そのメモを基に撮影します。


今日は、「2022年秋の八丈島で見られる野鳥たち1」と題してのお話です。


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ムナグロ

秋は台風シーズンです。この強風を利用して、野鳥は移動してくるみたいです。

ですので、強風が吹いた次の日は、何かが起こります。

いつものムナグロとは違い、模様と行動パターンが異なる個体が一気に増えました。

新しく八丈島に来た個体ですね

ムナグロは、地面にいるコウチュウの幼虫を食べていました。休憩で頭を上げたところを撮影させてもらいました。

ムナグロPluvialis fulva
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

セイタカシギ

セイタカシギは、体に比べて脚が長く、強風が吹きますとフラつきます(笑)。このセイタカシギも風を利用しているようです。

予兆もなく突然姿を現しますので、強風の次の日はいつも楽しみにしています。八丈島では、セイタカシギは、水辺と地上と両方で出現します。地上でいつも姿を見せる場所で待ち伏せして撮影させてもらいました。

セイタカシギHimantopus himantopus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ツバメチドリ

八丈島では、ツバメチドリは、年2回見られます。

春の渡りと秋の渡りですね

春のツバメチドリは、色が鮮やかですが、秋は、赤い色が無い分、地味に見えます。

秋といえども、八丈島の気温は30˚Cを越えることがあります。じっとしていても汗が滲みますので、野鳥も苦しいと思います。

ツバメチドリは、あまりの暑さに口を開け、はぁはぁしていました。こちらから近づくと飛ばしてしまいますので、ツバメチドリが私の方へ歩いて来たときに撮影しました。

ツバメチドリGlareola maldivarum
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

チュウジシギ

秋になりますと、見つけにくい野鳥も八丈島へ渡ってきます。双眼鏡で流してフィールドを観察していますと、木陰に隠れた野鳥がいます。

チュウジシギです

チュウジシギの模様は枯れ枝や枯れ葉のパターンに似ています。ぱっと見では見つけられません。

「こういうところにいる」というチュウジシギの習性を知っていると、そのとき初めて浮き上がって見えます。

私は、チュウジシギは、八丈島で初めて見ました。まだまだ、未熟ですが、

なんか変

という違和感は気づくようになりました。じょじょに見つける能力が向上しているのではないかと思います。

このチュウジシギは、自分の得意な場所ではなく、間違えて来てしまったようです。緑の背景から自身の茶色模様が浮き上がっていますので、すぐに見つかりました。

そっと撮影させてもらいました

チュウジシギGallinago megala
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

秋に野鳥を見に行ったのは数日です。でも、毎日のメモのおかげで、いい出会いが続いています。

しばらくは、2022年秋の八丈島で見られる野鳥の特集をしますね

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