八丈島は一周60 kmです。とても小さな島ですね。
小さな面積にたくさんの絶景がぎゅっと集まっていますので、行き先が迷ってしまいます。眼に映る景色を残したくて、野鳥写真専門の私もEF16-35mm F4L IS USM、EF24-105mm F4L IS USM、EF70-200mm F4L IS USMを揃えました。
風景を撮るときは、私はF8-16の絞りの値を使います。夕方や暗い森ではISOを低く設定するとシャッタースピードが遅くなります。
そこで、三脚の出番です。
あれ?
私は風景撮影用の三脚って持ってたっけ?
今日は、私の風景撮影用のマンフロット+スリックの三脚についてのお話です。
2020年の現在、三脚メーカーは選り取り見取りになりました。大人気のマンフロット、夢のジッツオやリアリーライトスタッフ、日本メーカーのベルボン、スリック、そして、最近その実力が広まっている中華メーカーのレオフォトなどなど。
でも、三脚なんて何本も買えません。そのお金はレンズかカメラ、あるいは別のことに使いたいですよね。
私もお金はできれば使いたくないのです。
タンスの中を漁っていたら、昔使っていたスリックのマスターIII三脚が出てきました。
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この三脚は3段の脚でエレベーター付きです。フリーターン雲台という独特の雲台がついており、1つのハンドルで上下・左右を一度にロックできます。軽量なEF400mm F5.6L USMにはピッタリの三脚でした。
でも、私は超望遠レンズの使用時は90%が手持ち撮影ですので、結局タンスの肥やしとなっていたわけです。
いざ風景撮影に使ってみると、超望遠レンズを使うときは快適だったのに、このフリーターン雲台は使い勝手が悪いのです。上下・左右は素早いのですが、水平を出すのは、雲台の構造上の問題で時間が余計にかかります。
う~ん
新しい三脚は買いたくないし・・・
普通、三脚は雲台と脚は同じメーカーですよね。でも、三脚って雲台と脚は別々のメーカーでも接続が可能なのです。
それを思い出して、上下、左右、水平出しを簡単に決められる3-way雲台をいろいろ探してみました。その結果、コストパフォーマンスが高かったマンフロットのMHXPRO-3Wの雲台を選びました。
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長所
- 3-wayのそれぞれのレバーの長さは縮めてコンパクトにできます。持ち運びに便利です。
- 水準器付きです。
- フリクションダイアルによって、3-wayのそれぞれの負荷を変えることができます。
短所
- この雲台は、最近流行りのアルカスイスプレート互換ではありません。使用時は、カメラのボディーにクイックリリースプレートをつけなければなりません。
- ギア雲台ではないので少々ガタつきます。それでも、私のようなアマチュアには十分と思っています。
雲台と脚の接続方法
MHXPRO-3Wの雲台とマスターIIIの脚は直接接続できません。両者の間にU1/4インチネジからU3/8インチネジへ変換するアダプターを挟みます。
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スリックのマスターIIIの脚
脚だけの全高は1,525 mm。エレベーターのスライド幅は295 mm。
長所
- 最大搭載質量は5 kg。EOS 6D Mark II+前述のレンズは、どれをつけても余裕です。
短所
- アルミ製なので2,800 gと少々重いです。でも、重い分、同じ大きさのカーボン製の三脚と比べて、八丈島の強風に飛ばされにくいです。
このマンフロット+スリックの三脚は風景撮影専門に使っています。
古い三脚もパーツを工夫すればずっと使えます。あなたの押入れにも三脚が眠っていませんか?ぜひ復活させて写真ライフを楽しみましょう。
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