2023年6月、東京都八丈島で光るキノコを撮影してきました

写真機材

6月の八丈島は、雨や霧の日が多いため、お客様の数が減ります。

天気の悪い日は出かけないのは当然ですね

私の人生を振り返ってみますと、多くの場合、天気が良く湿度が低い土地に住んでいました。ですので、お客様の気持も大変よくわかります。

今の私は、八丈島の霧や雨の風景が大好きです。おそらく、私の知らない世界が広がっているからでしょう。

さて、八丈島の6月は梅雨です。今年は湿度が低い方ですが、例年は今くらいの時期になりますと、湿度が100%の日が続きます。

そして、それにともない、八丈島ではよく知られたものが出てきます。


今日は、「2023年6月、東京都八丈島で光るキノコを撮影してきました」と題してのお話です。


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安全のため、下見が重要

光るキノコが夜に見られますと最高ですね。暗闇で「ピカ―」と緑色に光るキノコを見つけますとテンションが上ります。

でも、人間は明るい世界で活動するのが基本です。夜での活動には向いていません。

信じられないかも知れませんが、真っ暗闇で、たった50 cmの段差を不意打ちでくらえば骨折です。

ですので、私は撮影する際は、かならず明るいうちからフィールドに入り、下見をし、危険なところをチェックしておきます。


服装も大切

雨や霧のときはレインウェアです。霧のときは濡れてもいいならば、そのままの服装です。

八丈島では、カが多いので、長袖長ズボンは必須です。虫除けも大切ですね。

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さらに、私の場合は怪我防止のためにスパイク付きの長靴を履いています。軽登山靴でもいいですね。

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ライト

光るキノコは暗闇で探します。いくら下見をしていても、いくらいい靴を履いていても、真っ暗闇のフィールドを歩くのは危険です。

ですので、ライトは必要です。私の場合は、山用のヘッドランプと赤いライトの併用をしています。

山用のライトは本当に不安なときと撮影の際のピント合わせの補助光に、赤いライトは暗闇に目を慣らしたあと、キノコを探すときに使います。

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撮影機材

三脚

今のカメラは手ぶれ補正が優れています。それでも、光るキノコは長時間露光となりますので、三脚は必須です。私は植物撮影用の三脚で代用しています。


レリーズ

今のカメラですと長時間露光はマニュアルですと30 sが最長でしょうか?光るキノコの撮影の場合は、もっと露光することがあります。

ですので、レリーズはあったほうがいいですね

高価のなレリーズですと、時間もコントロールできます。カメラの設定をB(バルブ)に設定して使います。

私はカメラがCanonですので、高いですが、Canonの純正のレリーズを使っています。

Sony、Nikon、Fuji、OM SYSTEMでも同様のものがあると思います。

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カメラ

私はCanonのEOS 6D Mark IIを使っています。普通の撮影ならばどのメーカーのカメラでもいいですね。

でも、光るキノコを撮影対象とすると、カメラの暗闇での性能差が出てきます。

私のEOS 6D Mark IIですと、光るキノコの明るさの順でヤコウタケ、シイノトモシビタケ、エナシラッシタケまで撮影が可能です。でも、アミヒカリタケ、スズメタケはあまりいい写真は撮れませんでした。

私が実際に見たカメラですと、No. 1はNikonのD5ですね。EOS 6D Mark IIでは限界のアミヒカリタケもスズメタケも撮影可能です。

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なお、梅雨の時期なので突然雨が降ることもあります。カメラは防塵防滴であること、また、大雨に備えてビニール袋も用意した方がいいです。


レンズ

レンズを1本選ぶとしましたら、50-60 mmマクロですね。Nikonを使っている人は完璧です。

Canonにも50mm F2.5 コンパクトマクロがあります。ただ、古いレンズですので、上手く撮影しないとレンズの弱点が見えてしまいます。

個人的にはカミソリマクロとよばれるSIGMAの70mm F2.8 DG MACRO Artがおすすめです。


とにもかくにも光るキノコがある場所にいること

実は、ナメクジやカタツムリは光るキノコが大好きです。暗闇でようやく見つけても、すぐに食べられてしまいます。

ですので、いい光るキノコの写真を撮影するためには、難しいことですが、いいフィールドを持ち、データをとり、光るキノコがある場所にいることです。


私も今年で八丈島7年目です。光るキノコの写真撮影に関しては、師匠に比べて、まだまだ未熟です。

データを集めたり、知らないことを学んだり、これからも光るキノコとの付き合いは続きそうですね。

そんなわけで、光るキノコを撮影してきました

ヤコウタケMycena chlorophos
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
シイノトモシビタケMycena lux-coeli
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

明日のブログの更新はお休みします。

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