今日はANAの2便・3便が強風のため欠航しました。八丈島側から見ますと、風よりも濃霧の方が問題でした。

どこもかしこも真っ白でした
自動車は、昼間でも霧のため、ヘッドライトはONでしたね。こんな天気ですが、島に住んでいると、濃霧の方が身近で魅力的です。
今日は、「2023年3月23日、霧の中の東京都八丈島のヘゴの森の様子」と題してのお話です。
周囲は真っ白でしたので、風景写真は撮りませんでした
今日の八丈島は濃霧でした。数10メートル離れますと、真っ白で何も見えなくなりました。
ふれあい牧場へ行ったら、牛さんの声だけが聞こえる状態です(笑)。
そのような真っ白な風景でしたので、八丈小島、八丈富士、三原山の写真は無しです。

霧の中のヘゴの森の様子
今日の八丈島は霧あるいは雨でした。レインウェアを着て、ヘゴの森の散策路を歩きました。
進行方向へ目を向けますと、白から灰色に変わって奥が見えなくなります。少し怖くて、幻想的な景色でした。
離れたものは撮影できませんので、近くのものを撮影しました。

ちなみに、私のカメラとレンズは、一部を除いて、防塵防滴のプロ仕様です
雨や霧の中でも気にせずに使えます

一方、防塵防滴が弱い機材で、今日のような天気で撮影しますと壊れてしまいます
気をつけてください

防塵防滴のカメラなので霧や雨の日でもそのまま撮影しています(雨の中の撮影は自己責任でお願いします。)。
ハチジョウキブシ
八丈島では春になりますと数珠状の小さな薄緑色の花をたくさんつけた木が目立つようになります。

これはハチジョウキブシです
天気の良い時は小さな昆虫が花の蜜や花粉を食べに群がります。

ヒヨドリも花を食べにきますね
霧が花につき、花を伝って、一番下の花に水滴がついていることがわかります。

綺麗ですね

EOS 6D Mark II+EF70-200mm F4L IS USM
ハチジョウイチゴ
今の時期、八丈島では3種類の野生のイチゴが見られます。

ハチジョウイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、カジイチゴです
ハチジョウクサイチゴとカジイチゴは花を上向につける一方、ハチジョウイチゴは上下逆さまに花をつけます。
今日のように霧の天気のときは、花粉が濡れにくくなっています。

面白い花の形態ですね

EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
ハチジョウテンナンショウ
ほんの少し前までは、シマテンナンショウの花ばかりでした。ところが、3月に入り、シマテンナンショウが枯れ始め、代わりに、ハチジョウテンナンショウが花を咲かせ始めました。
シマテンナンショウとハチジョウテンナンショウの見分け方は、付属体(髭のようなもの)があるのがシマテンナンショウ、無いのがハチジョウテンナンショウです。
散策していましたら、2輪のハチジョウテンナンショウの花が見られました。雨の日は、緑色が綺麗ですよね。

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
ヒノキゴケ
ヘゴの森ではヒノキゴケが見られます。晴れているときは絨毯のようになってペッタリしています。
ところが、今日のように霧や雨になりますと、コケが浮き上がってきます。

美しい葉と胞子嚢に魅了されますね

EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
ヘゴ
せっかくヘゴの森へ来ましたので、見上げてみました。今日はいつものツアーと違って、暗いながらも白い霧で包まれ、お得な景色でした。

このような景色を見ることができるので、実は、雨の日のヘゴの森のツアーもおすすめだったりします

EOS 6D Mark II+EF16-35mm F4L IS USM
今日の八丈島は濃霧あるいは雨でした。ANAの2便・3便も欠航しました。
ただ、八丈島に住んでいますと、「雨=悪い」とはなりません。雨の日には雨の日の良さがあります。
今日は雨の日にヘゴの森を散策しました。見どころもたくさんありました。

いろいろ楽しめますので、ヘゴの森へいらっしゃるときはレインウェアをぜひご用意してくださいね





