昨晩から今朝にかけて、台風8号が八丈島に接近しました。東海汽船の定期便は欠航でした。
夜は、雷と豪雨ですごかったですね
八丈島のガイド仲間の間では、
大雨のあとはすぐに山側には行くな
というのがあります。八丈島は大雨の直後は、土砂崩れが多いからです。
実際、今日、八丈富士の鉢巻道路付近でも土砂崩れがあり、通行止めになりました。
今日は、「2021年7月27日、大雨の後の東京都八丈島の安全な場所を回ってきました」と題してのお話です。
久しぶりの八丈小島
先週は怒涛のガイドでしたので、どこにも行っていませんでした。今日は、時間はありますが、山は危険です。
久しぶりに八丈小島を見に行きました
空は厚みのある雲で覆われていましたね
今の時期に海沿いで見られるピンク色の花
八丈島は夏になりました。色合いは、基本、緑一色です。
でも、よ〜く見ますと、ところどころ、小さなピンク色が見られます。
これは、ハマナタマメの花です
花と葉にわずかですが、昨日の大雨の名残の水滴が残っていました。
山のふもとを歩きながら散策しました
初めの方でも書きましたが、今日は、八丈富士の鉢巻道路が土砂崩れで通行止めです。
これは、鉢巻道路だけが問題というわけではなく、八丈島の山全体で同様の危険性があるということです。
ですので、三原林道や登龍道路・こん沢林道へは行きませんでした。
逆に、近場を歩いて散策をしました
杉林を歩きますと、ウグイスやタネコマドリの声が聞こえました。
これだけ暗く、遠いと、写真は無理です。耳を澄まして、双眼鏡による観察だけにしました。
近場の植物の現状
林道には、ハチジョウカグマが見られました。葉の表面に無性芽がたくさんありました。
頭の向きを反対側に向けますと、大きな実が見られました。
ハチジョウキブシの実です
ハチジョウキブシの花は、春に数珠状に咲きます。あれから数ヶ月経ちますと、実はこのようになります。
データを取っていたホオジロを見に行ってきました
野鳥の写真を撮るとき、データが重要です。色々な情報が多ければ多いほど、野鳥の生活を邪魔せずに、撮影の成功率が上がります。
ず〜っと前から、横目で見て見ぬふりをしていた個体を、久しぶりに見にいきました。
お気に入りのとまり木に留まっていました
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
昨年は、ホオジロの営巣を観察しました。今年は、営巣とは異なりますが、複数のなわばりを観察できる機会に恵まれました。
ホオジロは、私を受け入れられる個体とそうでない個体がいるということを知りました。
今季の収穫ですね
今日の私の行動は、ガイドの仕事とは異なります。でも、このような学びが少しずつお客様への有益な情報につながればと思っています。
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