私の写真仲間やディーラーさんは、
使わなくなった機材は売ったほうがいいよ
と、よくアドバイスをしてくれます。値段が下がる前に売ることで、次の機材の購入の資金にするという意味で合理的ですね。
これは、ネットでもYouTubeでもよくいわれています。
EOS R3は本当にスーパーカメラです。写真になる条件ならば、ファインダーに被写体を入れられれば、確実に撮影ができます。
さすが最新機種です
ですので、最近はEOS R3ばかり使っています。
こんなことなら、使わなくなったEOS 7D Mark IIは売ろうかなぁ・・・
と思うようになりました。ところが、こんなことが起きました。
今日は、「EOS R3を使っている私が、EOS 7D Mark IIを手放せない理由」と題してのお話です。
EOS 7D Mark IIの性能は、EOS R3に大差で負けます
EOS 7D Mark IIは、2014年に発売され、中古価格で7万円です。一方、EOS R3は、2021年に発売され、70万円もします。
発表年数では7年の差、価格でも10倍もの差があります。当然ですが、EOS 7D Mark IIで撮影できないような暗所条件、高速連写撮影を必要とする条件もEOS R3は楽々と出来ます。
たとえば、このノスリ、EOS R3を使えば、構えてシャッターボタンを押すだけで簡単に撮れます。EOS 7D Mark IIでは暗すぎて無理でした。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
EOS R3はシチトウメジロの撮影も簡単なはずだったが・・・
過去の私の記事では、EOS R3でシチトウメジロを撮影した写真がありましたね。
撮影した瞬間、
シチトウメジロをおどかさずに、こんなにも簡単に撮影できるんだ・・・
と驚かされました。
最近の八丈島は、カワズザクラが満開です。そうしますと、その花の蜜を食べにシチトウメジロがやってきます。
私もさっそく撮影しました。
まあまあでしたね
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
でも、カワズザクラを背景にしますと、EOS R3ではこの写真が限界でした。
これ以上近いと、ピントが合わせられないのです。動物検出は出来ませんでしたし、すかさず、視線入力に切り替えましたが、ダメでした。
古いEOS 7D Mark IIはまだまだ活躍できます
私は、EOS R3は速射性に特化した使用をすべきだと思っています。ですので、全域AFを使って半押しでピントを合わせ、さらに押してシャッターを切る操作が、私にとってのベストの使い方です。
8割はこの撮影方法でいけます
ところが、世の中には例外があるもの。カワズザクラがバックのシチトウメジロの撮影は無理でした。シチトウメジロではなく、周囲にたくさんある、カワズザクラの花にピントが合ってしまうのです。
撮影するためには、EOS R3の設定を変えて親指フォーカスにしなければなりません。でも、いつも設定を確認しているわけではありませんので、戻すのを忘れていますと次の撮影に支障が出ます。
そこで、EF400mm F5.6L USMをEOS 7D Mark IIに付け替えて、今まで通りの親指フォーカスで撮影しました。
私は、野鳥を引きつけて撮影する方法を採用しています。レンズの最短撮影距離3.5 mよりもシチトウメジロが近くに来てしまいましたので、あとずさりして撮影しました。
狙ったとおりの写真が撮れました。
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
EOS R3はスーパーカメラです。それは間違いありません。
でも、得意不得意があるようです。
今回、EOS 7D Mark IIを使って撮影しました。AFや連写が遅かったりして、撮影のフィーリングは
古いカメラだなぁ・・・
と思いました。しかし、カメラは写真を撮るための道具です。狙った写真が撮れればOKです。
こういうことがありましたので、私はEOS 7D Mark IIを壊れるまで使い続けることになりそうです。
EOS 7D Mark IIとは長い付き合いになりそうですね
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