今日の八丈島は、ときおり1時間あたり50 mmの大雨でした。こういう日は、山へ行ったら土砂崩れに巻き込まれますので、じっとしていた方がいいですね。
まあ、今日は、私の方も別口で仕事がありましたので、たまにはフィールドに出るのもお休みでいいでしょう。
夏のヘゴの森は、木々の葉が茂るので、真っ暗になります。
私が撮りたい写真は、撮れなくなります
と思っていました。でも、実際は違いました。
そんなわけで、最近は、ヘゴの森も仕事以外で見に行くようになりました。
今日は、「2021年8月中旬、最近の東京都八丈島のヘゴの森の様子」と題してのお話です。
ヘゴの森では、台風9号、10号の爪痕はまだ残っています
ヘゴの森は、最近は、なるべく自然な状態で維持するように試みています。
さすがに、危ないものは取り除きますけれどもね
台風9号、10号が通過したあとも、八丈島は強風が吹いていました。そのため、枯葉、落枝、タケが折れたりと、道がかなりワイルドになっていました。
ヘゴの森の入口付近もこんな感じになっていました
曇り空のヘゴの森の中は暗いです
ヘゴ自体はとてもユニークな植物です。見る方も、毎回、新鮮味があります。
でも、視線を上に見上げると、八丈島は南の島で明るいイメージですが、ヘゴの森はけっこう暗いです。
最近は、こんな状態です。デジタル一眼レフで撮影するときは、だいたい三脚+スローシャッターになります。
でも、今の携帯ですと、手持ち撮影でも十分に撮影できます。技術の進歩ってすごいですよね。
一瞬のために、ヘゴの森に入るときは、いつも超望遠レンズを持っていきます
仕事は除いて、私は、自然に関わるものしか写真を撮りません。動物、昆虫、植物、風景の優先順位で撮影します。
ヘゴの森は、今の時期、基本真っ暗ですので、写真には向きません。でも、一瞬ですが、光の当たるところに野鳥が来たりします。
これはオーストンヤマガラです
EOS 7D Mark IIの撮影の限界でしたね。いつか、もっといいカメラで撮影したいと思います。
湿度の高いヘゴの森では、キノコが見られます
ヘゴの森を散策していますと、全体のカラーリングとは違う色を見つけました。「何だろう?」と思って近づいてみますと、キノコでした。
不思議なことに、このキノコ、気根があるヘゴの幹から生えていました。せっかくですので、撮影したのですが、間違ってキノコに軽くレンズを当ててしまいました。
そうしますと、傘の上部の赤色、裏側の管孔の黄色が、一瞬で青くなりました。
私は知らなかったのですが、これはイグチ科の特定のグループの特徴だそうです。偶然の失敗ですが、このおかげで、このキノコはコウジタケではないかと思っています。
いかがでしたでしょうか?ヘゴの森のガイドをやっていても、知らないことはたくさんありますね。
「知らない」をそのままにするよりも、たとえ分からなかったとしても、見る行動、調べる行動は今後の蓄積になります。
今後も学び続けようと思います
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