2024年は2月まで東京出張、6月からは専門書を含む執筆物が始まり、緊張と集中の時間が続きました。そんなわけで、2024年は例年と比較して、フィールドに出かけ撮影した時間がとても少なかったです。
2024年は大きな当たりというのはないのですが、身近な風景の記録として記載します。
今日は、「2024年、ブログに掲載した東京都八丈島の風景写真ベスト5」と題してのお話です。
第5位 緑の中の絶壁
八丈島は「常春の島」とよばれています。都心と比較して南に300 kmのところに位置していますので、暖かさをイメージした表現がされています。
確かに、春、秋はそうですし、夏は雨はあまり降らず暑いです。冬は風が強いので人によって評価が別れますね。
私は北国育ちですので、八丈島の冬は暖かく感じています
さて、八丈島では、このような季節が続きますので、植物の生育もそれに従います。1年中フィールドを観察していますと、緑一色と思われる山の色も微妙に変化することが分かります。
多様な緑の葉になる時期を狙って崖を撮影しました
第4位 大雨の中のポットホール
ポットホールは春夏秋冬いつ見に行っても美しい場所です。
ただ、大雨のときは登龍道路、こん沢林道が土砂崩れを起こす可能性が高くなりますので、安全のため私は行きません。
八丈島は雨の多い島です。ですので、ポットホールへ行っても雨になることはよくあります。
私が行った日の予想降水量は0.5 mm。ほとんど小雨の予報でした。
ところが、その日の天気予報は大きく外れました。80 mmも降ったのです。
ポットホールの水かさが見る見る増えてきました。直感的に異常を感じ、天気予報は外れたと思いました。
私は普段1シーンあたり10枚以上は撮影するのですが、このときは怖かったので3枚切って、土砂崩れの可能性もありましたので、すぐに避難しました。
八丈島の天気予報は、当てにならないことを再確認しました
第3位 八丈島周辺の波
ここ数日、八丈島は強風・波浪注意報が発令されています。波は風によって生まれ、その風がさらに強くなりますと時化となります。
八丈島の場合は、台風が接近しますと強い風が吹きます
何回かに1回巨大な波となって陸を襲ってきますので、海の近くには行けません。遠くの安全な場所から眺めます。
それでも、大波から生じる激しい水しぶきが強風で流されますと、自然の怖さを感じます。
海から離れた安全なところから望遠レンズを使って撮影しています。
第2位 八丈小島と同じ大きさのスコール
近年の日本ではゲリラ豪雨というものがあるそうです。私がアメリカに行っている間に出来た言葉で、昔には見られなかった集中豪雨のことを指しているようです。
ここ八丈島では、狭いエリアで突然雨が降ります。例えば、車を運転していて電柱一本通過しますと大雨から突然晴れたり、その逆も起きます。
向かい合って離している人同士が、片方は雨で濡れて、片方は晴れているという冗談もあるくらいです。
都心ではビルに囲まれていますのでゲリラ豪雨のエリアを直接見ることは難しいです。ところが、海で囲まれている八丈島では、水平線にスコールが起きる様子を直接目の当たりにすることができます。
海を眺めていますと、このような不思議な風景が見られます
第1位 稀な夕方の八丈小島
写真は、夕日ヶ丘が立ち入り禁止になる以前に撮影したものを使用しています。
私が使用しているレンズは、Canonのプロ仕様のLレンズです。ですが、すべて中古の古いレンズですので、写真の画面に太陽を入れますと、ゴーストやフレアが発生します。
そのため、私の風景写真の特徴として太陽が画面内にほとんど入っていません。夕方の写真は太陽は何かの裏に落としています。
八丈小島を上記の方法で撮影しますと、紺色の空、オレンジの光に包まれたシルエットの八丈小島となります。
これ、暦上では1年に2回しか起きません。さらに、八丈島の天気は悪い日が多いので、八丈島に住んでいても撮影するのはとても難しいものとなります。
実際、私も8年間でたった2回しか出会っていません
今日は、「2024年、ブログに掲載した東京都八丈島の風景写真ベスト5」と題してのお話でした。
2024年は外に出る機会が少なく、写真を撮るのは大変でした。ただ、狙っていますと、貴重な出会いをものにすることができます。
2025年も貴重なシーンを探し続けたいですね
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