東京都八丈島の春の終わりから初夏にかけて、上下逆さまに咲く白い花の木について

動物

人と距離をおいて過ごす日も、あと8日になりました。今のところ体調に何も変化はありませんので、順調です。

このまま無事にやり過ごせそうですね

最近は異常に天気の良い八丈島です。青い空の下、どう過ごしたりいのかよく分からなくなります(笑)。

視点を変えて、三原山の方へ行きました。


今日は、「東京都八丈島の春の終わりから初夏にかけて、上下逆さまに咲く白い花の木について」


今日のブログの内容は、約1年前の記事とだいたい同じです。1年間の私の成長を確認する記事になりそうですね。

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上下逆さまに咲く白い花の木の名前はオオバエゴノキ

昨年からの1年間、シダ植物から野草、樹木など植物に対してとても興味を持てるようになりました。若い頃の私は、

植物なんてどうでもいい

と言っていましたが、人は変わるものですね(笑)。八丈島の外を歩くだけで、あちこちに興味のあるものがたくさんありすぎて、とても大変です。

三原山の林道を歩きますと、春の終わりから初夏にかけて、白い花をつける木と出会います。この花、下から見上げるとそのまま見えます。

つまり、上下逆さまに花を着けている木ですね

オオバエゴノキStyrax japonica Siebold et Zucc. f. jippei-kawakamii (Yanagita) T.Yamaz.
EOS 6D Mark II+EF70-200mm F4L IS USM

白い花がびっしりです。オオバエゴノキといいます。


オオバエゴノキにもう少し近づくと・・・

オオバエゴノキの花は一斉には咲きません。ずれて咲きます。

蕾は最初は緑色なのですが、徐々に白くなり、最後は白い花が咲きます。オオバエゴノキは、次の花の準備(白い蕾)をいつもしています。

拡大するとこんな感じです。

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

オオバエゴノキの花をさらに拡大してみましょう

オオバエゴノキの花は上下逆さまに咲きますので、花の観察はとても楽です。

木の真下に来ればいいですからね

オオバエゴノキの花は雌雄同株。構造は他の花と同様に、中心に雌しべ、その周辺に雄しべが囲っています。

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

咲いたばかりですので、花の香りもよく、花粉もびっしりですね


オオバエゴノキの近くで待っていると出会えるシチトウメジロ

シチトウメジロは、冬ならヤブツバキ、キダチアロエの花に来ます。繁殖期では昆虫も食べますが、今の時期は少し早いです。

どちらかといいますと、今の時期は、昆虫よりも花の蜜を好みます。

オオバエゴノキの花は上下逆さまに咲くため、ライバルが少ないようです。

シチトウメジロの独占ですね

今年も、シチトウメジロを近くで観察させていただきました。

シチトウメジロZosterops japonicus stejnegeri
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

植物の知識が増えたことで、野鳥に対して不必要なアプローチが減りました。楽に野鳥を観察できるようになりました。

自然ガイドでは、野鳥の知識よりも植物の知識の方が重宝されます。今後も楽しく学び、そのおこぼれとして、バードウォッチングに活かそうと思います。

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