今年は6月末から9月末までデスクワークで外に出られませんでした。
毎年、その間に見られるラセイタタマアジサイ、クルマバナ、キツネノマゴ、ナンバンギセルなどの植物を見るのを楽しみにしていたのですが、今年の良い花の時期と重なり、気づいたら時期の進んだ状態になっていました。
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2024年の時期は、1回しかありませんね
時間の大切さを身にしみました
3ヶ月間の缶詰状態で植物を見るチャンスを失いました。では、「野鳥は?」といいますと、完璧ではありませんが、間に合ったようです。
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写真は撮れませんでしたが、今日、八丈島に来てから初めてエゾビタキを見ました
今日は、「2024年秋、知らない間に東京都八丈島を通過する野鳥たち」と題してのお話です。
おそらく、皆さん、知らない野鳥が出てくると思いますが、これらの野鳥は実際に八丈島に一時滞在し、通過していきます。
セイタカシギ
例年、八丈島では、セイタカシギは春と秋の渡りで見られます。春は色合いがハッキリとした夏羽、秋は地味な冬羽です。
セイタカシギは、シギと名前がついていますので水辺の野鳥ですが、八丈島では水辺以外でも出現します。
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セイタカシギの出現予測は難しいですね
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
タカブシギ
タカブシギも、春と秋の渡りで見られます。大きさが小さいシギですが、八丈島で一般的に見られるイソシギと並んで歩きますと、一回り体が大きいです。
羽毛がまだら模様なのが特徴ですが、イソシギのようにお尻を上下に動かします。
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模様と行動を知っているとすぐ見分けがつきますね
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ムナグロ
春の渡りのとき、ムナグロは文字通り胸黒になります。秋は冬羽になって八丈島に現れます。
八丈島では、セイタカシギのように色々なところで見られますね。対話が上手くいきますと、近くで観察させてくれます。
ムナグロは、八丈島に来てから身近になった野鳥ですね。
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EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
タシギ
1960年代、八丈島は水田が多かったそうです。現在は減反政策のため、作付けする農作物は別のものになっていますが、昔水田だった名残は八丈島で至るところで見られます。
お年寄りとお話したときに話題になりましたが、タシギは昔は良く見られたそうです。
ところが、水田が無くなるにつれて、八丈島に来島するタシギの羽数が減少してきました。
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今では、タシギは、八丈島ではレアな野鳥です
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
アメリカウズラシギ
八丈島では、シギが通過します。私は山の野鳥からバードウォッチングの世界に入りましたので、シギは苦手な野鳥です。
でも、この土地はタイミングが合いますと、変わった野鳥を近くで観察できます。
昨年、アメリカウズラシギと出会いました。体の大きさと形がユニークでしたので、自分が知らない野鳥であることは分かりました。
図鑑で見比べてみますと、アメリカウズラシギだったようです。
それから1年後、また、アメリカウズラシギと出会いました。お腹が空いていたのか、私には見向きもしないで、ひたすら餌を探していました。
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何回か会いますと、見落とさなくなりますね
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日は、「2024年秋、知らない間に東京都八丈島を通過する野鳥たち」と題してのお話でした。
並べてみますとシギやチドリの仲間ばかりでしたね。模様が地味ですので、見逃されがちです。
バードウォッチング歴30年以上ですが、私もけっこう見落としています。
2024年秋、再びフィールドに出始めました。貴重な瞬間を見逃さないようにしたいと思います。
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