Canon EOS R3は、外見はとても大きく見えます。フラッグシップモデルのEOS-1D X Mark IIIを少し小さくさせたくらいです。
重さはだいたい1 kg(1,015 g)です
でも、実際に手に持ちますと、そんなに重く感じません。バランスがいいんでしょうね。
使っていて、
撮れる!
と思ったものは、まず、撮りそこねることはありません。
百発百中です
でも、最近気づいたのですが、カワズザクラを背景にしたシチトウメジロは撮れませんでした。EOS R3の性能が良すぎて、周囲の花を被写体としてピントを合わせてしまうのです。
このときの対策は、EOS 7D Mark IIで撮ることでした。
でも、もっといい方法はあるはず・・・
今日は、「Canon EOS R3に付け加えてほしいセッティングについて」と題してのお話です。
以前、EOS R3で改善してほしい点を紹介しました。今回は、その続きです。
色々いっていますが、それでもEOS R3はスーパーカメラです
昨日の2羽のオスのキジの闘争シーンに出会えて、私はとてもラッキーでした。2羽とも緊迫したにらみ合いでした。
私はすぐに彼らに気が付きましたので、準備をして、EOS R3で構えていました。構えた瞬間に、EOS R3は動物検出、瞳検出の順で作動し、ピントを合わせ続けていました。
あとは、2羽の動き出しに合わせて、シャッターボタンを切るだけでした。30コマ/秒の高速連写はこういうときに生きます。
貴重なシーンも簡単に撮影できました
EOS R3でなければできない芸当です
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
カワズザクラの中のシチトウメジロの撮影は、EOS 7D Mark IIの独断場
先日のブログでも書きましたように、カワズザクラが背景になりますと、EOS R3はEOS 7D Mark IIには太刀打ちできませんでした。私も、まさか、こんな状況になるとは思ってもいませんでした。
こんな写真も余裕で撮れます
EOS 7D Mark IIの領域拡大AF+親指フォーカス、恐るべしです
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
EOS R3を、EOS 7D Mark IIと同じ設定にしたときの問題点
EOS R3でも、EOS 7D Mark IIと同じ設定にすればいいのですが、そのためには現在の設定から
- シャッターボタン半押し:測光開始
- AFエリア:領域拡大AF
- AFスタートボタン:ON
- スマートコントローラー:OFF
へ変えなければなりません。
野鳥写真は一瞬が勝負です。状況ごとにいちいち設定を変える時間はないのです。
両設定は両極です。カメラとしては、まったくの別物といってもいいでしょう。
それで、EOS R3からEOS 7D Mark IIにレンズを付け替えて撮影したのでした
Canonさんにお願いがあります
EOSシリーズにはQボタンがあります。マイメニューとして項目設定しておくと、Qボタンで呼び出しができますね。
例えば、風景写真あるいは接写に合わせて設定しておきますと、一瞬で撮影条件が整います。これは便利な機能ですね。
これを発展させて、上述のEOS R3の一連のボタンカスタマイズをグループ化して、Qボタンで、一瞬ですべてのボタンの切り替えは出来ないでしょうか?
そう、1台のカメラに2台分の操作系を埋め込むのです。そうすれば、EOS R3の通常操作による速射性を活かしながら、場合によっては切り替えて、親指フォーカスで撮影ができます。
わがまま放題にいいましたが、これならば、今よりももっと難しいシーンの撮影ができそうです。
EOS R3に入らなくても、出てくるであろうEOS R1にこの機能が入っていたら嬉しいですね
追記
私の勉強不足でした。
Qボタン一押しではありませんが、親指フォーカスの操作系をカスタム撮影モードに登録し、モードボタン+サブ電子ダイヤル2による選択で簡単に切り替えが出来ました。
Canonさん大変申し訳ございませんでした
便利な機能をEOSシリーズに入れていただきありがとうございました
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EOS R3