2024年、湿度90% R. H.超えの春、東京都八丈島の植物を見てきました

植物

2024年4月4日、ANAの1便と東海汽船の定期便が欠航しました。

荒れていますね

まだ4月ですが、八丈島は湿度が90% R. H.です。梅雨のようです。

この気象条件ですと、室内はカビが発生し始めます。念のため除湿機を動かしました。

さて、八丈島は、天気が悪いときは生き物の変わったシーンが見やすくなります。


今日は、「2024年、湿度90% R. H.超えの春、東京都八丈島の植物を見てきました」と題してのお話です。


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霧に包まれますと、花や植物は長持ちします

晴れの日、人間の視点からしますと見栄えはいいのです。でも、花はしおれやすいですし、シダ植物もへなへなになりやすくなります。

これは、ガーデニングショップでお花を買った人でしたら納得ですよね

ですので、私は小雨程度でしたらフィールドに出かけます。そして、霧は八丈島の最高の天気です。

今はハチジョウキブシの花の時期です。花は二重の意味でみずみずしい状態で維持されていました(笑)。

ハチジョウキブシStachyurus praecox Siebold et Zucc. var. matsuzakii (Nakai) Makino ex H. Hara
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

1年間待ち続けたシチトウスミレの花

八丈島の春の花といえば、私はシチトウスミレを1番に連想します。

今年もずっと八丈島中を回り、シチトウスミレを観察するのに1番いい場所を探してきました。

先日、シチトウスミレの群生を見つけました。でも、晴れの日でしたので、乾燥で花のほとんどはしおれていました。

湿度90% R. H. の今日、花がたくさんありました。その中で、いい状態の個体を選んで1年越しに撮影しました。

シチトウスミレViola grypoceras A.Gray var. hichitoana (Nakai) F.Maek.
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

ジュウモンジシダ

ジュウモンジシダは、基部の一対が発達して単羽状に分かれ、十文字に見えるシダ植物です。今の時期ですと、新芽あるいはやや大きくなった状態でロゼット状に集まって生えていることが多いです。

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ナチシダ

通常、シダ植物の葉身は地面から1本です。ところが、ナチシダは、地面から柄で立ち上がったあと、手のひらのように「パー」の状態で羽片が広がります。上から見ますと、五角形のような形に見えます。

八丈島では、けっこうポピュラーなシダ植物です

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アスカイノデ

私は毎年新しい種を覚えることを目標にしています。昨年、ヘゴの森の初代のガイドさんが八丈島に来たとき、アスカイノデを教えて下さいました。

今日、シダ植物を見つけました。いろいろな証拠写真を撮って、ヘゴの森の初代のガイドさんからいただいたメモと見比べました。

さらに、日本産シダ植物標準図鑑でも調べました。その結果、アスカイノデであることを自力で判別しました。

嬉しかったですね

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オオタニワタリ

オオタニワタリの個体数は三原山よりも八丈富士側の方が多いです。さて、私はいくつかのフィールドを持っているのですが、暖かい場所では新芽が勢いよく成長していました。


今日は、「2024年、湿度90% R. H.超えの春、東京都八丈島の植物を見てきました」と題してのお話でした。

春ですが、湿度が90% R. H. を超えていました。室内のカビ発生防止のため、除湿機を動かしました。

晴れの日は乾燥します。花や植物はしおれてしまいますが、霧の日はベストです。

ハチジョウキブシとシチトウスミレはいい状態で花が維持されていました。

一方、暖かくなりましたので、今はシダ植物が成長する時期です。ジュウモンジシダ、ナチシダ、アスカイノデ、オオタニワタリの様子を紹介しました。


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