同じ東京でもここは南の島。東京都の中心とは気候が全く異なる海洋性気候です。温暖多湿です。しかし、この気候が大好きな植物がいます。
今日は、「東京都のシダ植物がいっぱいな場所 ー八丈島ー」と題してのお話です。
シダ植物でgoogle先生に尋ねると、「恐竜」「裏」「気持ち悪い」「食べられる」など色々ワードが出てきます。
- 「恐竜」は容易に想像できます。恐竜時代の挿絵の背景は必ずシダ植物がありますね。
- 「裏」と「気持ち悪い」は、シダ植物の胞子のうのことだと思います。あのポツポツがきっと嫌なんですね。
- 「食べられる」はそのものズバリ。みなさん、食いしん坊です。
では、春の八丈島のシダ植物の様子を見てみましょう。
トップバッターはマメヅタ。スダジイの幹に蔦のように這い、丸い葉を生やします。写真に写っているのは胞子のうです。これを折ると「パキッ」と気持ちいい音がします。

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM
次はカタツムリの目のような2本の新芽が特徴的な、ウラジロです。ウラジロは名前の通り、葉を裏返すと比較的白っぽい色をしています。お正月のお飾りに葉っぱがぶら下がっていますね。あれがウラジロです。

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM
次はヘゴ。ヘゴの森の「ヘゴ」です。黒褐色の毛に覆われています。ヘゴの新芽は大きいのですが、若いヘゴはトゲトゲなので、食べにくいと思います。

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM
最後はリュウビンタイ。シダ植物好きの方が、「ヘゴ」と並んで見るのを楽しみにしているシダ植物です。巨大なシダです。

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM
あなたは、もうお気づきですね。そう、シダ植物は花を咲かせません。そういう植物です。
山菜そばにはワラビが含まれていますね。あれもシダ植物です。食べるときは、ぜひシダ植物のいっぱいの八丈島を思い出してご賞味ください。
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