ゴールデンウィークも中盤になりました。直前の八丈島の様子はといいますと、強風があったり、雨が降ったり、晴れたりと大忙しでした。
八丈島の天気予報は当たりません。直前まで晴れでもいきなり雨になったりもします(笑)。

島である以上、これは仕方がないですね
さて、八丈島の天気が変化に富んでいて興味深いように、それらの影響を受ける景色や動物も見ていて飽きが来ません。
今日は、「2025年ゴールデンウィーク中盤の八丈島の景色と野鳥の様子」と題してのお話です。
曇りと見せかけて強い雨が降る八丈島とその後
天気予報では曇りでした。

あぁ、このくらいなら大丈夫かなぁ・・・
と思っていましたが、ここは八丈島です。思いっきり雨が降りました(笑)。
強い雨が降った後、それを打ち消すかのように光が差し込んできました。山に降った水分は蒸発を始めました。
山はスダジイの花によって鮮やかな黄緑色をしています。そして、水を吸ってさらに鮮やかになっていました。

ムナグロ
八丈島では冬鳥のムナグロ。今の時期、羽数は頻繁に変化します。
これは、入れ替わりが激しいからだと私は思っています。
実際、居場所に迷う個体とよく出会います。
さて、当日は強風でした。ムナグロは大きな野鳥ではありませんが、突風で何度も揺らいでいました。
それでも、次の渡りのためには栄養を蓄えなければなりません。群れのムナグロはひたすら地面を掘って昆虫を探していました。
コウチュウの幼虫を専門に食べていると思っていましたが、個体によってはチョウ目の成虫も食べていました。
この群れは夏羽に換わる前、換わった後の個体の混群でした。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
アマツバメ
八丈島の多くの野鳥は風が苦手です。そもそも体の構造が強風に耐えられるように出来ていません。
ですので、風が強い日は風が当たらない場所に避難していることが多いです。
ところが、中には風と友だちのような行動をする野鳥もいます。

アマツバメです
普段から高速で飛んでいますので、八丈島の強風も気にしていないようでした。
アマツバメは風で舞い上がった昆虫を器用に食べていました。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
八丈小島
八丈小島は八丈島に隣接している島で、アイコン的な存在です。毎日、夕方になりますと、様々な姿を見せてくれます。
もちろん、八丈島は、天気の良い日もありますし、そうでない日もあります。
ただ、八丈島に住んでいる人からしますと、どの日もそれなりの思い出が詰まった夕方の風景となります。
一年間ずっと狙っている瞬間があります。

八丈小島の真後ろに太陽を落とし、オレンジ色から青への変わる空です
この風景は年に2回起きます。
当日はよろめくくらいの強風が吹いていました。この風が吹きますと、雲は消え、揺らいだ空気も飛ばしてくれます。
今年も期待通りのシーンと出会えることが出来ました。

今日は、「2025年ゴールデンウィーク中盤の八丈島の景色と野鳥の様子」と題してのお話でした。
八丈島の雨上がりの山、間もなく去る冬鳥のムナグロ、猛スピードで飛翔するアマツバメ、美しい夕焼けの八丈小島を紹介しました。
上記は一例です。私も気づいていない八丈島の魅力はたくさんあります。

残りのゴールデンウィークもぜひ八丈島を楽しんでくださいね
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