2022年1月29日、東京都八丈島の沢の小径にシダ植物を見に行ってきました

植物

今日の午前中はフィールドでツグミを観察し、午後はザトウクジラを見ようと思いました。例年ですと、ザトウクジラは、八丈島の海岸線までけっこう近くに来るのですが、今年の私はどうも相性がよくありませんね。

藍ヶ江港から見て、船の向こう側でテールスラップを激しくしていたのが見えたくらいです(笑)

まあ、ザトウクジラも見られましたので、目的達成としましょう

さて、日本産シダ植物標準図鑑を購入してから、私は身近なシダ植物を見落としていたことが分かりました。

せっかく、藍ヶ江港まで来ましたので、シダ植物を見るために、近くの沢の小径へ足をのばしました。


今日は、「2022年1月29日、東京都八丈島の沢の小径にシダ植物を見に行ってきました」と題してのお話です。


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曇り空の沢の小径は少し暗いです

沢の小径はここにあります。

今日の八丈島は、厚い雲で覆われていました。空は暗かったですね。

そのため、沢の小径もあまり明るくありませんでした。周囲からはあまり野鳥の声が聴こえませんでした。

モスケミソサザイの地声が聴こえたくらいですね

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ホシダ

沢の小径には様々なシダ植物が見られます。圧倒的に多いのはヘラシダですが、それ以外にも、ミゾシダやホシダも見られます。

恥ずかしながら、私も、ようやく、ミゾシダとホシダの区別がつくようになりました。一回、見分けるポイントに気がつくと、間違いようがないですね。

本当は葉の裏の胞子嚢の配列を見て種の判別が正しいのですが、写真は葉の表から撮りたいです。ホシダはこんな感じのシダです。

特徴は葉身の先端の部分が長く、写真では分かりにくいですが、羽片の先端が尖っており、葉の裏側は点々と胞子嚢が並んでいます。

ホシダThelypteris acuminata (Houtt.) Morton
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

ハチジョウシダ

これは、一目瞭然でした。黄緑色の写真のようなシダです。数は多くありませんので、深緑色のシダ植物が多いので、あればすぐに気が付きます。

ハチジョウシダに気づくのに5年もかかった私は、問題がありすぎです(笑)

ハチジョウシダPteris fauriei
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リュウビンタイ

ヘゴの森では、巨大なリュウビンタイが普通に見られます。

ところが、どんなシダ植物も小さいときがありますよね。そして、沢の小径を歩いていたら、かわいいサイズのリュウビンタイがありました。

これから先、大きくなるのかは不明ですが、シダ植物は様々なサイズがあるものだとつくづく思いました。

リュウビンタイAngiopteris lygodiifolia
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

サイゴクホングウシダ

サイゴクホングウシダは、以前から、知り合いから存在を聞いていました。水が大好きなシダですね。

シダ植物といいますと、上にあげました比較的大きなシダが印象に残ります。しかし、サイゴクホングウシダはとても小さいです。

マクロレンズを使っても、最大でここまでしか拡大できません。コケを少し大きくしたようなとても小さなシダです。

サイゴクホングウシダLindsaea japonica
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

冬の八丈島は、ザトウクジラで有名ですが、私のように相性が悪い人もいます。そういうときは、沢の小径でシダ植物を散策してはいかがでしょうか?

一見、同じに見えるシダ植物ですが、一つ一つ手にとりますと、意外と違います。

図鑑で調べると勉強になりますので、嫌になりますね。そのようなことは必要ありません。

ただ手にとって実際に違うことを知るだけでも、大きな感動ですよ。

今の私は、そのレベルで楽しく散策をしています

おすすめですよ

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