2022年1月27日、東京都八丈島の代表的なシダ植物を見に行ってきました

植物

先日、日本産シダ植物標準図鑑を購入したことをこのブログで書きました。

図鑑本体が、ほんと、巨大でした(笑)

でも、シダ植物ならば何でも載っていて、しかも生息域が赤色で表示されています。うわさどおり、最高級のシダ植物図鑑でした。

私は、貧乏性なので、元手は必ず取りに行きます(笑)。いつもは、野鳥最優先ですが、今日は違いました。


今日は、「2022年1月27日、東京都八丈島の代表的なシダ植物を見に行ってきました」と題してのお話です。


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知っているシダ植物の写真は、意外と真面目に撮影していませんでした

八丈島の自然の見どころは、野鳥以外にもたくさんありました。そのため、気がついたら、16-200 mmの焦点距離の短いレンズ・マクロレンズが一気に増えました。

ただ、撮影したのは樹木であったり、キノコであったりと、ヘゴの森の専任ガイドなのにシダ植物と真面目に対峙していなかったことに気が付きました。

そんなわけで、復習を兼ねて、シダ植物を一つずつ見に行きました。


マメヅタ

マメヅタは、八丈島だけでなく、本土でも見られますね。丸い葉っぱは栄養葉、細長い葉っぱは胞子葉とよばれています。

2022年1月は、寒いと同時に、雨も多かったです。意外とシダ植物にはいい気候だったようです。

胞子葉に胞子がびっしりと着いていました

マメヅタLemmaphyllum microphyllum Presl
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

ハチジョウウラボシ

先日、ノキシノブを見ました。葉の裏側の胞子嚢は、中心に沿って端から規則正しく2列で並んでいました。

八丈島には、このノキシノブと似た、ノキシノブ属ウラボシ科のシダ植物が山側に生息しています。

ハチジョウウラボシといいます

山側を散策していますと、ノキシノブに似たシダ植物がありました。ただ、ノキシノブと違い、ずんぐりむっくりのような葉の形でした。

実は、八丈島に住んでから5年目で初めて見ました。ハチジョウウラボシは八丈島の代表的なシダ植物の1種です。

いかに、私が、シダ植物に興味がなかったのかよく分かりますね(笑)。

ハチジョウウラボシLepisorus hachijoensis
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

タマシダ

植物は、生長がゆっくりですので、肉眼で変化は見づらいです。ただ、シダ植物の新芽は今の時期が見やすいですね。

タマシダは、八丈島では雑草レベルで生えています(笑)。道のいたるところ、家周辺、本当にどこでも見られます。

だからこそ、私も軽視しがちでした。私の生活にもっとも近いシダですので、新芽の写真を撮影しました。

タマシダNephrolepis cordifolia
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art 

ヌカボシクリハラン

ヌカボシクリハランは生息域が偏っていますね。あまり見かけません。

ヘゴの森では、このヌカボシクリハランを確実に見られる場所があります。

葉の表側を見ますとヒトツバですが、ひっくり返しますと胞子嚢は葉の裏を散在しています。

ヌカボシクリハランMicrosorium buergerianum
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

ヒトツバ

最後はヒトツバ。私はヌカボシクリハランの対として覚えました。

表は似ていますが、葉の裏の胞子嚢の配置は全然違います。ヒトツバの葉っぱの裏側は、茶色でびっしりと染まっています。

これは、一目で区別できますね

ヒトツバPyrrosia lingua (Thunb.) Farw
.EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

今日は、写真撮影はしませんでしたが、私の身近なところにはホシダ、ミゾシダ、ホラシノブが見られました。

ホシダとミゾシダは、ぱっと見、似ていますが、胞子嚢の配置はぜんぜん違います。

また、ホラシノブも、ぱっと見、リョウメンシダに似ていますが、これも胞子嚢の配置を見れば一目瞭然で違いが分かりました。

普段から、いかに自身の周辺の生物に気を配っていなかったのか理解しました。

バードウォッチングを初めたときのような感覚ですね

これからも、一つずつ知らないことを見つけたいと思います

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