2022年、冬の東京都八丈島の植物の実と食べる野鳥について

八丈島のフィールド

本土に住んでいる人には怒られてしまいそうですが、最近の八丈島も寒気の流入で気温が下がっています。昨晩は、寒く、その影響で雷もありました。

夜中に大きな落雷の音がしましたので、あわててパソコンをオフにしました

八丈島では、春夏秋冬さまざまな植物が花を咲かせ、実をつけます。そして、その恩恵を受ける野鳥も生息しています。


今日は、「2022年、冬の東京都八丈島の植物の実と食べる野鳥について」と題してのお話です。


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トゲナシサルトリイバラの実

本土にはサルトリイバラがあります。サンキライという別名でも呼ばれていますね。

ここ、八丈島でも似た植物が生息しています。

トゲナシサルトリイバラです

サルトリイバラは、ツルの部分に鋭いトゲがあります。素手で触るのには大変危険です。

ところが、トゲナシサルトリイバラは、文字通り、その棘がありません。昔は、そのつるつるのツルから牛の鼻輪にも使われたそうです。

12月にはリース(飾り)の材料にも使われますね

このトゲナシサルトリイバラ、寒くなりますと、実が鮮やかな赤に染まります。三原山を散策しますと、ときどき見られます。

トゲナシサルトリイバラSmilax china var. yanagitai
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

フウトウカズラの実

フウトウカズラはコショウ科の植物です。ただ、調味料に使うコショウとは異なり、辛くないそうです。

一方、ヘゴの森では、スギの木を覆い、倒木の原因となるツル性の植物です。このブログでもスギの木の墓場の写真を何度か紹介しましたね。

フウトウカズラは、夏の季節は黄緑色の花をつけますが、冬になりますと、房状のオレンジ色の実をつけます。

フウトウカズラPiper kadsura (Choisy) Ohwi
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シチトウメジロ

トゲナシサルトリイバラやフウトウカズラの実は、ある程度の大きさがあります。ヒヨドリなどが食べますね。

八丈島では、木の実を食べる野鳥が他にもいます。身近なところですと、シチトウメジロです。

冬の時期になりますと、シチトウメジロは、ヤブツバキの花やキダチアロエの花に集まり、蜜を舐めます。顔が花粉で黄色に染まった個体も、冬の時期は珍しくありません。

上述以外の植物ですと、ヒサカキにも集まります。シチトウメジロはヒサカキの紫色の実が大好きなようです。

シチトウメジロZosterops japonicus stejnegeri
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

八丈島は常春の島とよばれています。しかし、冬はやはり寒いと思います。

ただ、景色は春夏秋冬いつでも美しく、冬の場合は防寒対策をすれば、それなりのご褒美があります。

八丈小島の夕焼けを見に行きますと、今の時期はこんな感じの姿が見られます。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

防寒対策をして、八丈島を回ってみてはいかがでしょうか?

おすすめですよ

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