2022年3月23日、春の嵐のあとの東京都八丈島の野鳥の様子

動物

日本は、冬になれば北西からの風になりますし、春になれば春一番のような南からの強風が吹きます。

八丈島は太平洋に浮かぶ小さな島です。北風が吹けば冷たい風が、そして、南風が吹けば暖かい風が、八丈島を直撃します。

昨晩は雨、風ともすごい気象条件でしたね

野鳥は翼があり、もちろん、空を飛べるわけですが、その翼の力だけで、渡りは出来ないと私は思っています。

ですので、強風が吹いたあとは、何かが起きる、つまり、今までいなかった野鳥が飛ばされてくると思っています。


今日は、「2022年3月23日、春の嵐のあとの東京都八丈島の野鳥の様子」と題してのお話です。


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ハクセキレイ

八丈島ではハクセキレイは留鳥です。いつも見られますね。

本土では河川付近に生息していますが、大きな河川の無い八丈島では海沿いに見られます。

雨が降りますと、地面が柔らかくなります。自身のなわばりのパトロールと、餌を探すために、歩いていました。

ハクセキレイMotacilla alba lugens
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ムナグロ

八丈島では、ムナグロは越冬します。そして、文字通り胸黒になってから旅立ちます。

今年の冬も色々な姿を見せてもらいました。こちらも、アプローチの仕方を色々実験できて、収穫の多いシーズンを過ごせました。

ムナグロは私を避けることはありませんが、「親しき仲にも礼儀あり」ですので、不必要なプレッシャーは与えずに、そっと雨の中でたたずむ姿を撮影させてもらいました。

ムナグロPluvialis fulva
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

コチドリ

コチドリは、ここ最近の悪天候(強風)後に姿を現すようになりました。

おそらく、風を使って飛んできたのでしょうね

実際、不慣れな立ち位置でした。フィールドを歩き回って確認をしているみたいでしたね。

私自身、きっちりと夏羽のコチドリと判別できたのは、今回が初めてです。

近くで見ますと、とても怖い顔をしていますね

コチドリCharadrius dubius
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ツグミとハチジョウツグミの中間型

今年の冬は、ツグミに大変お世話になりました。ツグミの行動をたくさん観察させていただきましたね。

個体によって、すぐ側に来たり、あるいは、逃げたりと行動も様々であることも知りました。

ツグミTurdus eunomus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

そんなツグミですが、今日はツグミの羽数が急激に増えました。

各ツグミの立ち位置も変でしたので、昨晩、八丈島に来たのでしょうね

そんなツグミの中に、行動が変で、色も白っぽい個体が見られました。

そして、私の近くに来たのがこれでした

ツグミTurdus eunomusとハチジョウツグミTurdus naumanniの中間型の個体
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ツグミとハチジョウツグミの中間型の個体です

初めて見ました

違和感で浮き上がって見えましたので、すぐに気が付きました。それでも、見つけたときは、びっくりしましたね。


季節は変わり、八丈島ではタネコマドリ、モスケミソサザイ、ウグイス、シジュウカラなどがさえずりを始めています。

巣作りが始まりましたね

巣作りが始まりましたね

風に飛ばされてきたコチドリやツグミは、次の風で移動します。彼らの行動を見ていると、

地球ってよく出来ているなぁ・・・

とつくづく思います。

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