小笠原は台風1号が直撃したそうです。
被害が少ないことを祈っています
八丈島は、700 km離れている小笠原に比べますと、暴風雨の度合いは弱いです。雨は小降りになりましたが、それでも、風は10 m/s近くあります。
八丈島の情報は、テレビ、雑誌、ネットなど色々な媒体で入手できます。しかし、多くの場合は、青い空と青い海のイメージですね。
どちらかといいますと、私にとっては、八丈島は雨と風のイメージが強いです。
さて、雨・風が強くなりますと、土砂崩れや落枝が起きますので、さすがに八丈島でも外には出るべきではありません。
ですので、雨・風の弱い気象条件と安全な場所限定で回ってきました。
今日は、「2022年4月15日、雨の中の東京都八丈島を回ってきました」と題してのお話です。
ウミネコ
春になりますと、八丈島ではウミネコの羽数が急激に増えます。
海沿いは、ウミネコだらけですね
いつも海沿いにいるウミネコですが、さすがに今日は、海の岩の上にいるのは危険です。ウミネコの群れは陸に上がっていました。
ハクセキレイ
地面に水がたまりますと、土が柔らかくなります。また、染み込んだ水で呼吸もできなくなりますので、コウチュウの幼虫も地上に顔を出すようになります。
水たまりができますと、野鳥は餌が地表近くに来ることを知っています。ハクセキレイは、忙しく、コウチュウの幼虫を探していました。
ムナグロ
八丈島では、ムナグロも海岸沿いに見られる野鳥です。ですが、今日は特別です。
ムナグロの群れは、島の内陸側に移動していました
安全かつ餌が獲れる場所ですので、ムナグロとしても不満はないでしょうね
ムナグロの羽の模様もじょじょに夏羽になり始めていました。
スダジイ
八丈島もすっかり春になりました。今日のように湿度が上がり、気温も上がりますと、植物の生育が良くなります。
スダジイの新芽も待っていたかのように、いっせいに芽吹いてきました。
深緑色は昨年からあった葉、明るい緑色は新芽です。遠目で分かりにくいですが、スダジイの花も咲いています。
今日は、安全な場所限定で雨の八丈島を回ってきました。
少し前までは、寒い冬でした。オオシマザクラの白い花が咲き、今では新芽が覆っていますね。
八丈島の春を示す薄黄緑色の山もじょじょに濃い緑色になってきました。そして、今はスダジイにその新芽の勢いがバトンタッチされています。
野生の生き物でも、さすがに自然の力にはかないません。ですので、今日のような天気では、ウミネコもハクセキレイも八丈島の陸側に移動します。
明日は天候が回復するといいですね
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