今朝の八丈島は曇りで静かでした。それから雨が降り出し、だんだん強くなっていきました。
予報では強雨となっているけれどもどのくらいだろうか・・・?
と思っていましたら、時間が経つにつれて雨脚がどんどん強くなっていきました。
これ、山側は危険だなぁ・・・
行くのはやめよう
今日は、「2024年10月26日、大雨警報発令中の東京都八丈島で安全な場所限定で野鳥を見てきました」と題してのお話です。
八丈島は大雨警報が発令されました
今年の八丈島の夏は雨がありませんでした。八丈島の年間降水量は3,000 mmであり、そこへ達成するためにはどこかで穴埋めがあります。
その1つが今日なのかもしれませんね
そして、怖いくらいに雨が強くなっていきました。
このような天気に林道や登龍道路へ行くのは危ないよなぁ・・・
と思っていましたら、土砂災害警報が発表され、引き続いて登龍道路が通行止めになりました。
行かなくて良かったです
雨は更に強くなり視界も悪くなっていきました。11:00は30.5 mm/h、13:00は37.0 mm/hの雨でした。
そのため、ANAの2便は欠航となりました。
現在は、土砂災害警報、大雨警報、登龍道路の通行止めは解除になっています。
底土港側の様子
八丈島は噴火によりできた島です。ですので、平坦な場所はあまりありません。
今日みたいな豪雨が降りますと、地面に染み込む前に地表水として集まり、大量の水が谷を走ります。
三原山側から流れてくる水は鴨川に集まり、濁流となり、底土港側に流れ着き、海の色はいつもの青い色と異なり、茶色く染まっていました。また、普段は谷の場所も3か所から大量の水が流れ着いていました。
野鳥は強雨でもたくましく生きていました
チュウサギ
八丈島では、チュウサギは色々な場所で見られます。ただ、雨が降りますと、いつもと違う行動をすることが多いです。
ずっと観察していますと、チュウサギは地面をひたすら注視していました。
地面に隠れている昆虫の幼虫やミミズは、雨が降りますと地面の穴が塞がってしまうので、呼吸をするために地表付近に来ます。チュウサギはこれらを狙っているのでした。
通常、野鳥の羽は水を弾くのですが、雨が強すぎてずぶ濡れになっていました。
ハクセキレイ
新しく来島したハクセキレイは成鳥と若鳥のグループ。もしかしましたら家族なのでしょうか?
それぞれの個体は一定の距離を保っていました。危険を感じましたら、飛んで、仲間に飛び去るタイミングを教えているようでした。
もう、だいたい仲良しになっていますので雨の中の姿も普通に見せてくれました。
ムナグロ
雨は更に強くなっていきました。そうしますと、私の近くに動くものが見えました。
冬羽になっているので気がつくのが少し遅れましたが、これはムナグロです
こんなに水量が増えていてコウチュウの幼虫が見つかるのかは定かではありませんが、草の根本をひたすら穿り返していました。
アトリ
八丈島は太平洋に浮かぶ小さな島ですが、アトリもちゃんと渡ってきて越冬します。アトリがいる場所は、だいたい分かっているのですが、これまでいい関係を築くことは出来ませんでした。
今日はいる場所ではじめから待っていました。そうしますと、オスとメスが近くのススキに止まってくれました。
期待以上の姿を見れて、ラッキーでしたね
今日は、「2024年10月26日、大雨警報発令中の東京都八丈島で安全な場所限定で野鳥を見てきました」と題してのお話でした。
八丈島は怖いくらいの強雨のため、土砂災害警報が発表され(現在は解除。)、登龍道路が通行止め、ANAの2便が欠航しました。
三原山側から地表水が流れ込む鴨川は濁流となり、底土港側は茶色くなっていました。
こんな悪天候でしたが、チュウサギ、ハクセキレイ、ムナグロ、アトリはそれぞれの場所で食べ物を食べていました。
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