八丈島の都道215号線を中心部から樫立へ向かって進むと、「黒砂砂丘」と書かれた小さな看板が進行方向右側に見えます。

黒砂砂丘って何ですか?
と、お客様からよく質問を受けます。
今日は、「八丈島のマイナーな観光地? ー黒砂砂丘ー」と題してのお話です。
注意点
- 行くときは、靴は運動靴以上でお願いします。
- 足腰がおぼつかない方はやめた方がいいです。
- 高所恐怖症の方は絶対に行ってはいけません。
八丈島は、溶岩でできた島なので、天然の砂浜はありません。ちなみに底土の砂浜は、人の労力をかけて砂を八丈島の外から運んで作られたものです。

では、この黒砂砂丘とは何かといいますと・・・
場所はここにあります。
黒砂砂丘への登山道入口近くに駐車スペースがありますので、車はそこに止めてください。黒砂砂丘の看板より上も舗装された道が続いていますが、この道は農家の作業道です。車では入っていかないでください。
道を登っていくと、スダジイ、ハチジョウキブシなどの木々が続きます。さらに登ると、ササが多くなり、最後は何もなくなります。そう、ここが黒砂砂丘です。ここまで看板から約700 mあります。
黒砂とは、黒い砂ではなく、八丈島を形成するときに噴出した小さな砂礫です。スコリアと呼ばれています。
下の海に向かって黒砂は続いていますが、道からは外れないでください。絶対に下には行かないでください。あなたの視線からは状況が分かりませんが、遠くの乙千ヶ浜から見ればその理由が明白です。写真を見てください。

EOS 6D+EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
黒砂砂丘は、写真の右側の山の黒い部分です。恐ろしくないですか?黒砂砂丘の先は絶壁です。帰らぬ人となりますので、繰り返しになりますが、黒砂砂丘を降りて海側には絶対に行かないでください。
山道は続きます。道沿いに歩くと、目の前には海と八丈小島が見えてきます。

この角度の八丈小島は滅多に見られないですね。
最終地点には岩山がありますが、これも危険なので登ってはダメです。登ってもアングルは全く変わりません。安全にレアな風景を楽しんでください。
最後に夕方に乙千ヶ浜から見た黒砂砂丘です。

八丈島は小さな島ですが、絵になる場所がたくさんありますね。
今日(2020年5月15日)の新たなSARS-CoV-2ウイルスの感染者は9人まで下がりました。かなり改善してきました。
まだ、八丈島への旅行は自粛です。可能な時期になりましたら、ぜひ八丈島にいらして、黒砂砂丘に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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