今朝は大雨からのスタートの八丈島でした。いい天気が続いていましたので、いよいよもって八丈島らしい天気になりましたね。
八丈島の景色はとても美しいのですが、それは雨があってのことです。水を吸った植物の色は鮮やかになっていました。
今日は、「2023年10月4日、雨あがりの東京都八丈島を回ってきました」と題してのお話です。
三原山
八丈富士が完成するまで1万年、三原山が完成するまで10万年の時間がかかりました。
今日のように雨が降りますと、円錐形の八丈富士は雨水がそのまま海に流れます。一方、噴火と浸食を繰り返して完成した三原山は、複雑な地形で、水も集まるところと集まらないところが生じます。
そのため、蒸発が生じるエリア、生じないエリアが見られます。雨上がりに三原山を見ますと、自然は単調でないことが分かります。
テリハノイバラ
テリハノイバラって今ごろの花だっけ?
本来、テリハノイバラの花は初夏に見られます。でも、私の足元にはしっかり花がありました。
生き物は機会ではありません。生育中に最適な条件になりますと、このように時期外れの花を咲かせることがあります。
少し、お得な感じがしました
コガモ
八丈島にはまだまだ渡り鳥が来ています。コガモがいました。
カモ類は、八丈島に来島直後はエクリプスの羽をしています。これから色が変わり、オスがハッキリと分かるようになります。
オナガガモ
オナガガモは、文字通り、オスの尾羽根が長いカモです。まだ、換羽は終わっていませんので、地味な模様をしています。
脅かさないようにそっと観察をしていましたら、羽繕いや水浴びをしていました。
アカハライモリ
雨を待っていたのは、植物だけではありません。両生類は生きる上で水が必要です。
今朝の大雨でアカハライモリが水を求めて歩いていました。
アカハライモリには、フグ毒のテトロドトキシンが体内にあります。体の外側にはありませんので、体の外側を触るだけならば大丈夫です。
食べてしまうと危険なので、捕食者にあたる野鳥は彼らを食べないように気をつけているのではないでしょうか?
ヘゴの森
ヘゴの森は、雨の方が、見どころが多いです。これは、オーナーも私も同じ意見です。
色が補正されているiPhone 12による写真では、その美しさが伝わりにくいですが、とても綺麗でした。
今日は、「2023年10月4日、雨あがりの東京都八丈島を回ってきました」と題してのお話でした。
今朝は大雨からのスタートで、久しぶりの八丈島らしい天気でした。雨の力で、八丈島の緑も鮮やかになりましたね。
三原山のまだらな蒸発、季節外れのテリハノイバラの花、渡り鳥のコガモとオナガガモ、水を得て元気になったアカハライモリ、綺麗になったヘゴの森を楽しみました。
晴れの八丈島ばかり紹介されますが、雨の八丈島もいいですよ
明日のブログの更新はお休みします。
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