勢力の強い台風19号は八丈島の東側1,200 kmくらいの位置にあります。距離は離れているのですが、風は海に影響を与え、うねりを発生させます。
2025年9月23日八丈島着の東海汽船の定期便は欠航しました。

離島に住みますと、こういうことはよくあります
さて、左足首はまだ痛いのですが、回復を早めるために無理のない範囲で少しずつ歩く練習し始めました。

1週間ぶりに八丈島を回りました
今日は、「2025年9月22日、台風19号の影響が出始めている東京都八丈島を回ってきました」と題してのお話です。
八丈小島
天気の良い日に越したことはないのですが、ここは八丈島。曇りや雨の日が多いのは普通です。

雨が降らないだけでも御の字です
八丈小島は、八丈島からわずか4 kmしか離れていません。でも、八丈小島の存在は、八丈島で生活する人の視線を楽しまさせ、心の安らぎを与えてくれます。

私も八丈小島を見るのを毎日楽しみにしています
左足首の骨折で家の中に閉じこもってしまったため、今年の夏の八丈小島を楽しむことはできませんでした。
今はちょうど夏から秋に変わる時期。八丈小島を見に行ったときは雲多めでした。

それでも絵になりますよね

台風19号によるうねり
台風19号が直撃している訳ではありませんが、八丈島は時折風が吹いていました。海はうねりが見られ、砕波が起きる瞬間に強風が吹き、水しぶきが広がっていました。

海から離れた安全な場所から超望遠レンズを使って撮影しています。
底土港
当日の八丈島のうねりは、底土港のある北東側の方が大きかったです。大きな(それでも台風直撃よりは小さいです。)波が次々と打ち寄せていました。

海から離れた安全な場所から超望遠レンズを使って撮影しています。
植物
八丈島は、時折風があったものの、強風下ではありませんでした。せっかくですので、見逃していた野草を見てきました。
ナンバンギセル
ナンバンギセルには葉はありません。光合成ができないので、イネ科植物に依存した寄生植物です。
私たちの頭には「植物=緑の葉」というものが刷り込まれています。ですので、葉がない植物を見ますと違和感と言いいますか、正直気持ち悪さを感じます。
しかし、植物散策を続けていますと、この変わり種が愛おしくなってきます。

私だけでしょうか?
毎年、ナンバンギセルを見るのを楽しみにしています。

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM
ハチジョウアザミ
秋というか、ハチジョウアザミは1年でかなり長い期間花が見られます。ただ、シーズンは若干良くないのか、当日は見どころの花はあまり見られませんでした。
近づくと葉のトゲに思いっきり刺さりますので、花の綺麗さよりも怖さが勝る野草ですね。

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
センニンソウ
今、八丈島では白い花の群生が見られます。足元にも頭上の木にもです。

これはツル性の植物で、センニンソウと言います
センニンソウは皮膚炎を引き起こす有毒植物です。ただ、綺麗な白い花をつけるのは事実ですので、八丈島の秋を引き立てる花の一つです。

EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
昆虫
上述のセンニンソウの花が咲き始めますと、それを追うかのようにコウチュウがどこからともなく現れます。

オオシマツヤハナムグリ(リュウキュウツヤハナムグリ)と言います
八丈島の6月、ウミネコに追い回される昆虫です。
上述のようにセンニンソウは有毒な植物です。しかし、オオシマツヤハナムグリにとっては無毒(?)あるいは花粉が無毒(?)のためか、普通に花に訪れて食事をしています。

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM
今日は、「2025年9月22日、台風19号の影響が出始めている東京都八丈島を回ってきました」と題してのお話でした。
雲多めの八丈小島、うねり、底土港の様子を紹介しました。また、1週間ぶりに植物散策と昆虫を見てきました。

少しずつ歩いて左足首を元通りにして、早く八丈島を安心して楽しみたいですね
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