八丈島は5月中旬から6月中旬まで、まるで梅雨のように雨が続いていました。
八丈島の梅雨は、例年ですと、5月末から7月上旬まで。樫立、中之郷、末吉側の坂上では霧で真っ白な世界になります。

そして、梅雨が開けますとイエシロアリが婚姻飛行をします
ところが、現在の週間天気予報では晴れの予報ががほとんどです。イエシロアリも婚姻飛行をしています。

梅雨が終わったのでしょうか・・・?
今日は、「2025年6月中旬、梅雨は終わり(?)な東京都八丈島の野鳥の様子」と題してのお話です。
2025年6月の梅雨っぽい天候の八丈小島
八丈島は、つい最近まで、灰色の世界に包まれていました。どこを見回しても、天気は曇り、霧、雨ばかりでした。
青空は程遠く、見上げれば厚い灰色の雲で覆われていました。
八丈島から4 km離れている八丈小島は見えない日も多く、見えても海上近くの陸地が薄っすらと見えるだけでした。

シジュウカラ
シジュウカラは本土ではポピュラーな野鳥です。八丈島では、体感的にシチトウメジロより個体数が少ないと思います。
山へ行きますと、シジュウカラよりもオーストンヤマガラの方が見られますね。
ただ、場所によってはシジュウカラの移動ルートがあります。
霧の中待ち伏せをしましたら、狙った枝にシジュウカラのオスが止まってくれました。

肉眼では真っ白な世界でしたが、カメラの目はきちっととらえていましたね

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
キジバト
キジバトは、八丈島では人に対して一番身近な野鳥です。歩いてい近づいても、かなり近くまで行かないと飛びません。

飛んでもちょっと先で降りてしまったりしますね(笑)

あ゛~
面倒くせー
と言っているみたいです。
このキジバトですが、食べ物は植物の種や新芽が多いです。雨が降っても食べ続けます。

お腹が濡れた個体と出会う機会が多かったですね

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ウミネコ
ウミネコは、6月になりますと八丈島の陸地で見られるようになります。この時期はオオシマツヤハナムグリ(リュウキュウツヤハナムグリ)の羽化と重なっており、内陸で飛翔するウミネコはこの昆虫を食べています。
私の体感です。今年は、南原スポーツ公園での農薬の効きが良かったためか、オオシマツヤハナムグリを捕らえようとするウミネコの羽数が減っているように思えます。
一方、農薬散布が少ない八丈島空港の敷地内でオオシマツヤハナムグリの頭数が増え、それにともないウミネコの羽数が増えているように思えます。
暴風雨になりますと、ウミネコの行動は大きく変わります。

いつもと違うところにいるとおどろかされますね

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
キジ
一夫多妻制のキジ。2番目のメスとペアのところが良く見られました。
ところが、その関係も終わりつつあるようでオス単独で見られることも増えてきました。
キジも雨が降りますと行動パターンが変わります。
雨用のパトロールルートがあるのでしょう。私の近くに出てきたところをそっと撮影させてもらいました。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
コサギ
八丈島では毎年サギが渡ってきます。ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、ゴイサギ・・・。
八丈島では繁殖しませんので、一時滞在が多いです。
ただ、行動を観察していますと、いつまでも八丈島に残っている「常連」もいます。
一時期、1羽のチュウサギが固定でしたが、今は1羽のコサギも常連となりました。

梅雨は終わりそうです
両者はいつまで八丈島にいるのでしょうか・・・?

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日は、「2025年6月中旬、梅雨は終わり(?)な東京都八丈島の野鳥の様子」と題してのお話でした。
現在の週間天気予報では晴れの予報ががほとんどです。梅雨は終わりなのでしょうか・・・?
梅雨っぽい天候の八丈小島、その環境で生きるシジュウカラ、キジバト、ウミネコ、キジ、コサギの様子を紹介しました。
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