2023年夏、東京都八丈島の暗い森の中での撮影に挑戦していました2

動物

ときどき雨が降りますが、今日の八丈島もおおむねいい天気でした。夏に戻ったように見えますが、日長は短くなり始めていますので、植物は秋を認識し始めています。

気温が低い朝と夕方は、八丈小島の山頂の大平山は雲で覆われていますが、気温が高い日中は山頂が見られています。

相変わらず、八丈小島は綺麗です

さて、今年は、今まで知らなかった八丈島の森を知るために、意識して暗い森に行っています。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

今日は、「2023年夏、東京都八丈島の暗い森の中での撮影に挑戦していました2」と題してのお話です。


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ナンバンギセル

八丈島では、夏が終わって秋が近づき始めますと、少し変わった植物が見られるようになります。面白いことに、この植物には光合成をする葉を持っていません。

地面からひゅ〜っと茎を出してそのまま花をつけます

ナンバンギセルといいます

この植物は綺麗な紫色の花をつけますので、すぐに見つかると思います。イネ科植物に寄生する植物であるため、光合成は必要ありません。

毎年、今の時期に花が見られます

どうやって、花を咲かせるタイミングを測っているのでしょうね?

ナンバンギセルAeginetia indica
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

オーストンヤマガラ

暗い森の中でじっと待っていますと、色々な野鳥の声が聴こえます。カラスバト、シチトウメジロ、タネコマドリ、モスケミソサザイ、ウグイス、イイジマムシクイ、そして、オーストンヤマガラ・・・。

森の中は樹木の葉やササで視界が悪いです。声を頼りにそれぞれの野鳥がいる場所を想像します。

こんなところにいるのかなぁ・・・?

楽しみのひとときです。ときおり、大きな声が聴こえるときがあります。野鳥がすぐ側にいるときです。

見上げますと、オーストンヤマガラがこちらを見ていました。

オーストンヤマガラParus varius owstoni
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

ハチジョウギボウシ

先ほど紹介したナンバンギセルは秋よりの植物ですが、ハチジョウギボウシは八丈島の夏真っ盛りのときに花を咲かせます。

この植物は花を下から順に咲かせるのですが、一番綺麗な状態の個体と出会うのは毎年運です。

まあ、確率を上げるときは毎日通うんですけれどもね

狙っていても、台風が来てしまいますと、林道は通行止め。花も傷んでしまいます。

毎年、ハチジョウギボウシに出会えて機会に感謝しています

ハチジョウギボウシHosta rupifraga Nakai 
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

ニホンイタチ

ニホンイタチは、八丈島では、ネズミ駆除のために放たれました。ネズミを綺麗に食べてしまったかといいますと、そうではありません。

ニホンイタチがすべてのネズミを食べてしまいましたら、餓死してしまいますからね。ほどほどに食べて、ネズミも増えてもらわなければなりません。

実際には、ニホンイタチはネズミよりも他の生き物を食べているようです

さて、私はデータ採りのために、トレイルカメラ(無人カメラ)を使います。

もしかして、ここかなぁ・・・?

と期待するだけで楽しくなります。

まあ、だいたい空振りのことが多いです(笑)

今日もトレイルカメラを仕掛けました。目的は野鳥だったのですが、それらを食べるニホンイタチの方が写っていました。

おそらく、水を飲みに来たのだと思います

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今日は「2023年夏、東京都八丈島の暗い森の中での撮影に挑戦していました2」と題してのお話でした。この夏は、八丈島の暗い森の中で、出来ることと出来ないことを色々と考えさせられました。

秋に花を咲かせるナンバンギセル、偶然出くわしたオーストンヤマガラ、夏の時期に狙っていたハチジョウギボウシと、八丈島の自然は私をとりこにしてくれます。

トレイルカメラはニホンイタチをとらえていました。ただ、空振りも多く、データを増やすためには、もう数台用意した方がいいかも知れませんね。

八丈島の森って面白いですね

毎日が楽しくて仕方がありません

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