2021年8月、東京都八丈島の三原山でタネコマドリの撮影をしていました

動物

久しぶりに終日家にいました。まあ、いろいろあって、起き上がれなかったので休んでいました。

今日は外には出られなかったものの、今年の夏は自身に対して挑戦的な時間を過ごしています。


今日は、「2021年8月、東京都八丈島の三原山でタネコマドリの撮影をしていました」と題してのお話です。


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タネコマドリは絶滅危惧種ですが、八丈島の森に入るとけっこういます

夏の八丈島の森は真っ暗です。干潟、草原、葦原とは違う世界です。

見通しはとても悪いです

iPhone 12

タネコマドリは、レッドリストの絶滅危惧II類(VU)に分類されています。では、なかなか見られないかといいますと、ここ八丈島の暗い森の中では普通にいます。

でも、声さえ聞き分けられれば、タネコマドリをおどろかせないで観察できます


タネコマドリの行動を双眼鏡やトレイルカメラで観察しました

野鳥の写真を撮影するためには、対象の野鳥の行動のデータを集めなければいけません。データを持っていれば持っているほど、タネコマドリをおどろかせないで楽に撮影できます。

それができると、

ああ、またこいつか・・・

と野鳥に覚えてもらい、その後は逃げずに自然の姿を見せてくれるようになります。

ViviLnk0

暗い森の中でのタネコマドリの撮影の挑戦

タネコマドリが出てくる時間と場所は特定しました。あとは撮影だけです。

私は野鳥を撮影するときは、焦点距離の600 mmのレンズと400 mmのレンズを使います。

CanonのEF600mm F5.6L IS II USMは巨大です。撮影には三脚も必要です。

もちろん、手持ちで撮影することも可能ですが、タネコマドリはちょこまかと動きますので、機動力の点で、EF400mm F5.6L USMの方が取り回しがいいです。

問題点は、F5.6なのでレンズとしては暗いです。写真を撮るためには、手持ち撮影でも、シャッタースピードを遅くしなければなりません。

ダメ元で撮影しましたが、自然の姿が撮れました。

タネコマドリLuscinia akahige tanensisの若鳥
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
タネコマドリLuscinia akahige tanensisの若鳥
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
タネコマドリLuscinia akahige tanensisの若鳥
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

撮ったのはタネコマドリの若鳥です。私にも慣れてくれましたので、最後は、餌をくわえた姿まで見せてくれました。

雨が降ったあとですので、周囲が湿った感じがリアルですね


私が写真を始めた大学生のころは、フイルムの時代でした。フイルム1本でたった36枚しか撮影できませんでした。

そんな中でも、超望遠レンズを使って、どれだけスローシャッターが切れるかを練習していました。私の場合は、400mmの焦点距離のレンズで1/60 sが限界でした。

あれから30年近く経ち、再びスローシャッターに挑戦することになりました。そのような機会に恵まれて、楽しい人生を過ごさせてもらっています。

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