2022年4月9日、東京都八丈島三原山側で春の花を見てきました

植物

ようやく昨日復帰しました。4月初めから1/3近くも過ぎましたね。

気がつけば、ありとあらゆるものが変わっていました。

人間の考えでは、一定のように見えますが、自然は毎日変化しますね

変わりようにとても驚かされました

3月から春の花をずっと待っていました。この足踏み状態を今日は解消しに行きました。


今日は、「2022年4月9日、東京都八丈島三原山側で春の花を見てきました」と題してのお話です。


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ハチジョウキブシ

もともと、私は野鳥には興味はありましたが、植物にはあまりでした。これは八丈島に来島した2017年の春もそうでしたね。

全くの知らない土地。地図で地形や道を調べる毎日でした。

そして、仕事前に散策し、初めて意識した植物が、このハチジョウキブシです。

今では、春に見られる好きな花の一つになりました

地味ですが、雨の中、霧の中と八丈島の気候に似合うと私は思っています。

ハチジョウキブシStachyurus praecox Siebold et Zucc. var. matsuzakii (Nakai) Makino ex H. Hara
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

ハチジョウイチゴ

八丈島では、代表的な野生のイチゴは3種類あります。

ハチジョウイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、カジイチゴです

葉の形を見て、三つ葉のような形態ならばハチジョウクサイチゴです。ハチジョウイチゴとカジイチゴは、花の向きを見れば、明白に区別できます。

ハチジョウイチゴは下向きに、カジイチゴは上向きに花を咲かせます

ハチジョウイチゴの花は下向きなので、訪花昆虫は

面倒くさいなぁ・・・

と思っているのでしょうね。

ハチジョウイチゴRubus ribisoideus
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

シチトウスミレ

シチトウスミレは、私が八丈島の春で一番楽しみにしている花です。地面に咲く小さな花ですので、こちらも地味といえば地味ですが、緻密な模様に、私は惹かれます。

この紫色の花、場所によって色の濃さが違います。初めは

気のせいかなぁ・・・?

と思っていたのですが、そうでもないですね。様々なバリエーションをどう自身で理解するか、来年に向けての課題ができました。

シチトウスミレViola grypoceras A.Gray var. hichitoana (Nakai) F.Maek.
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

ツボスミレ

昔、ヘゴの森のガイドのチーフから、白いスミレの話を伺いました。当時、私はシチトウスミレとアツバスミレは見つけられていましたので、白いスミレがどうしても想像が出来ませんでした。

そして、今回、八丈島に来てから初めて自分の力で白いスミレを見つけることが出来ました。

ツボスミレです

シチトウスミレとアツバスミレの仲間ですが、形態は全然違いました。シチトウスミレとアツバスミレは、ずんぐりむっくりな形態をしていますが、ツボスミレは、ひょろっと細長い形態でした。

まず、そこに目が引かれました。そして、視界の中心に白い花があることが分かりました。

ああ、これが、チーフが言っていた白いスミレか・・・

1年前を思い出しました。

ツボスミレViola verecunda A. Gray
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

私が動けなかった期間は10日くらいなのに、八丈島の自然の変化はとても速いです。

追いかけるために、自然を観察できる能力がもっとほしいですね

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