暦の上ではゴールデンウィーク2日目です。下記は八丈島旅行の注意点です。
- 八丈島では電子マネー決済ができないところもありますので、念のための現金の用意をおすすめします。
- 八丈島の土地のほとんどが国立公園のため、キャンプ場以外は野宿はX。宿の事前予約をおすすめします。
さて、雨が続いていた八丈島ですが、2024年4月28日はとてもいい天気でした。
この雨の中、ヘゴの森の植物はどう変化したでしょうか？
今日は、「2024年4月28日、東京都八丈島のヘゴの森の様子」と題してのお話です。
コケの生長
年間3,000 mmの降水量の八丈島。全国では上から16番目の雨の多さです。
昨日の雨で、樹幹のコケは水を十分に吸って一斉に立ち上がっていました。
ムチゴケとオオトラノオゴケ（？）は、雨が当たったエリアとそうでないエリアでは別物と思えるくらいの差が見られました。
シダ植物
八丈島は雨が多い環境ですので、種子植物よりは胞子で増えるシダ植物の方が生育に適しています。
散策路を歩きますと、いたるところにシダ植物が見られます。
丸い葉っぱのマメヅタ、基部に左右に葉が尖っているジュウモンジシダが見られました。ジュウモンジシダの葉の裏には胞子嚢群が見られました。
今の季節は新芽ラッシュです。大型のリュウビンタイはこぶし大の巨大な新芽が次々と出し、オオタニワタリの大きな葉の中心からも新芽が一斉に出ています。
今、見られる花たち
雨が多いしまですので、散策路周辺では今はあまり花は見られないです。それでも、今日は少しだけ見られました。
島外から入ってきた帰化植物のトキワツユクサが花を咲かせていました。
一方、八丈島の伝統工芸品の黄八丈に使われるスダジイの花は今が満開です。
また、花ではありませんが、シロダモのもふもふの新芽は今が触り時です。
ヒカゲヘゴとヘゴ
ヘゴの森では主に2種類の木生シダが見られます。
ヒカゲヘゴは毛に覆われたヘゴで、昔はモリヘゴとよばれていたそうです。
樹高（木ではありませんが・・・）は10 m。上部には巨大な新芽がたくさんついていました。
ヘゴはヘゴの森の代表的な種です。久しぶりの青空でしたので、青空バックのヘゴの森を楽しむことができました。
写真はiPhone 15で撮影しています。iPhone 15の写真は色鮮やかな設定になっているらしく、見栄えが良いですが、実際はもう少し地味目でした。
今日は、「2024年4月28日、東京都八丈島のヘゴの森の様子」と題してのお話でした。
しばらく雨が続いていましたが、その間、ヘゴの森散策路周辺の植物は目覚ましく生長していました。
今は、コケ、シダ植物、少々の花、木生シダの変化を楽しめる時期ですね
