シーズンがもうすぐ終わり。東京都八丈島で見られる野生のイチゴ

植物

最近は、毎日が霧の中の八丈島です。2021年5月19日の昨日はANAの1便と2便が視界不良のために欠航、3便はもともと減便で欠航でしたので、全便欠航となりました。

今日は1便、2便とも無事に着いていましたね。

最近の八丈島の空模様は、いつもこんな感じです。

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これはまだいい方です。もっとひどくなりますと、八丈小島は八丈島から4 km離れていますが、全く見えなくなります。

そんな中、シーズンがもうすぐ終わりの山の楽しみがあります。


今日は、「シーズンがもうすぐ終わり。東京都八丈島で見られる野生のイチゴ」と題してのお話です。


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八丈島の山は濃霧です

先ほど書きましたように、八丈島のふもとでも霧がひどい状態ですので、山ではもっとすごくなります。

道路を運転していましても、霧で前がよく見えません。ヘッドライトはONです。

運転に自身のない方は、危険ですので、やめた方がいいです。

私も八丈島に来た当初は、大雨の後の林道や登龍道路、霧のときは行かなかったですね

ふれあい牧場はこんな感じでした。

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青空の三原山をバックのいつもの景色とは全然違いますね。

ふれあい牧場の休憩所の正式名称は八丈富士牧野休憩舎といいますが、2021年5月19日の現在は、休館中で中にはいることはできません。なお、トイレは外にありますので、使用できます。

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こんなに真っ白々になりますと、さすがに、見るものが無いように見えますね

でも、今の八丈島にはシーズンが間もなく終わりですが、山にはこれらがあります。


アビとよばれる八丈島の野生のイチゴたち

花はこんな感じで咲いています。

八丈島には、ハチジョウイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、カジイチゴの主に3種の野生のイチゴがあります。現在でも、3種の実を見ること(食べること?)ができます。

植物に興味が無かったころ、イチゴはすべて一緒と思っていました。

でも、よく見ますと、3種は異なります。


ハチジョウイチゴの実

ハチジョウクサイチゴとカジイチゴは花を上向きにつけます。ところが、ハチジョウイチゴは、上下逆さまに花をつけます。

そうしますと、実の向きが違います。ハチジョウクサイチゴとカジイチゴは実を横向きにつけ、ハチジョウイチゴは下向きに実をつけます。

色はオレンジです

もう一つ特徴的なのは、実とガクの間にたくさんの白い髪の毛のようなものが、ぐるっと一周付いています。

これに気づけば、もう間違いませんね

ハチジョウイチゴRubus ribisoideusの実
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

ハチジョウクサイチゴの実

同じように花を上向きにつけるカジイチゴと比較して、花が一回り大きかったり、葉が三つ葉であったり、茎に棘があったりと見分けポイントがあります。でも、色々考えなくて大丈夫です。

ハチジョウクサイチゴの実は、八丈島で見られる野生のイチゴの中で一番分かりやすいです。

実の色が真っ赤です

以上(笑)

ハチジョウクサイチゴRubus nishimuranus Koidz.の実(光の具合でオレンジっぽいですが、実物はもっと赤いです。)
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art 

カジイチゴの実

カジイチゴは、先ず、葉の形を見て下さい。三つ葉でなく、もみじっぽい形であればカジイチゴです。

実の色はオレンジ。厳密には赤も少し入っています。

そして、横向きに実がつきます。

カジイチゴRubus trifidus 
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art 

もう、ハチジョウイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、カジイチゴは実でも区別できますね。

味は、野生のイチゴなので、少し酸っぱく、薄っすらと甘いです。見つけて慌てて食べますと、熟す前ですので、酸っぱいだけです(笑)。

野鳥が食べた形跡があれば、甘いみたいですね

霧で何も見えませんが、八丈島では意外なところに、野生のイチゴがありますよ。

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