梅雨の八丈島の多湿の気候はキノコにとっては楽園です

菌類

部屋の湿度は軽く70%越えです。気をつけないと80%よりも上になってしまいます。

除湿機の力でなんとか部屋にカビが生えないようにしています。文明の力はすごいですね。


カビといえば菌類。


今日は、「梅雨の八丈島はキノコにとっては楽園な気候です」と題してのお話です


八丈島の食べるキノコは、大竜ファームさんの「うみかぜ椎茸」が全国レベルで有名ですね。

八丈島のうみかぜ椎茸を全国へ直送!公式通販サイト
東京の離島八丈島で国産菌床を使ったしいたけ作りをしている大竜ファームです。海風を浴びて育った人気の「うみかぜ椎茸」は鉄腕DASHなどのメディアにも度々取り上げていただいており、肉厚ジューシーなのにクセがないので、椎茸の苦手な方やお子様にもオ...

私のブログでは、食べられないキノコ(アラゲキクラゲは別にして。)の登場が多いです。

毎日じめじめ。でも、発想の転換です。

このじめじめをさらに楽しむために、三原山に突撃です。

多湿の空気が三原山まで登ってくる過程で、急激冷やされ、霧が発生します。山頂付近は今日も霧でした。気温は22˚Cくらいでとても過ごしやすかったです。


森の中は真っ暗で、地面にはコジュケイ、樹冠にはイイジマムシクイアカコッコ、オーストンヤマガラの若鳥の声が聞こえました。辺りを見回すと、切り株はコケでびっしりと覆われていました。

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

このような気候、きっとキノコもいるはずです。探してみると、足元に扇のようなキノコがたくさん幹についていました。

ウチワタケ(?)
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

おそらく、ウチワタケだと思います。まだ若いので、これから成熟するのだと思います。


さらに歩くと、白いクラゲのようなものが木にたくさんついていました。

アミヒダタケ(?)
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

おそらく、アミヒダタケだと思います。昨日はナメクジがキノコを食べにきていましたが、今日はいませんでした。


木はリグニンというフェノール性化合物の重合体を含んでいます。この化合物は均一な構造ではありません。そのため、木の重量を支えられるほどの頑丈さは、セルロースとヘミセルロースと合わせてここから生まれています。

均一な化合物ですと、一つの手段で分解することができ、資源の有効活用ができます。しかし、リグニンは複雑な構造なので、今の科学をもってしても効率的な分解方法は確立されていません。

キノコは分解者。木を分解し、その栄養分で生きているキノコは、人知を超えた分子機構を携えています。


現在も多くの科学者がキノコと向き合って、木材資源の有効活用を模索してます。じめじめした霧の中の三原山でこんなことを考えながら、今日はキノコを探していました。

PR

タイトルとURLをコピーしました