春になり、八丈島にも様々な野鳥が行動を活発化させたり、渡ってきたりします。
目撃だけならば、モスケミソサザイ、イイジマムシクイ、トラツグミ、アカコッコ、アマツバメ、コシャクシギ、ホシムクドリ、コムクドリなどは見ましたね。
写真も撮ろうと思えば撮れたのですが、自分の撮影距離ではないし、追っかけ回すのもかわいそうに思えました。
いずれも距離が遠かったので、双眼鏡でチェックしただけでしたね
いつか、近くに来たら、そのときは撮影させてもらいたいと思います。
さて、カメラを持っているからといって何でも撮れるわけではありません。データを採ったり、個体との駆け引きであったり、カメラと私が合致したとき、ようやく、うまく撮影できます。
今日は、「2022年4月、東京都八丈島で出会った野鳥たち」と題してのお話です。
タネコマドリ
今年は運良く、タネコマドリのオスがメスにアプローチをしているシーンを見ることが出来ました。藪の中ですので撮影できませんでしたが、オスは、メスの近くに留まり、頭をぐるっと回していました。
モズのオスは、メスの近くに留まり、歌って踊ります。もしかしたら、タネコマドリもそのような行動をするのかも知れませんね。
留まる枝は調べてありましたので、近くでオスを待って撮影しました。
セイタカシギ
八丈島では、セイタカシギは渡り鳥です。毎年来ます。
ですが、今年はあまり長く滞在しなかったですね。もしかしたら、後発隊が来るのかも知れませんが・・・。
観察をしていましたが、どうもしっくりこないので、写真は撮りませんでした。ところが、きれいな夏羽の個体が私の近くに留まりました。
脅かさないように、そっと撮影させてもらいました。
ゴイサギ
アメリカに住んでいたころ、日曜日の午前中はUniversity of California-Davisの植物公園で過ごしていました。この公園ではゴイサギが繁殖していましたので、ゴイサギは私にとってはアメリカ時代の思い出の野鳥です。
では、日本に帰ってきてからはどうかといいますと、相性が良かったり、悪かったりです
そんな中、フィールドを散策していますと、ゴイサギがぼ〜っとしていました。
ゴイサギは、夜行性ですので、たまに起きているのか寝ているのか分からない状態になります。
脅かさないように撮影しました。
ウミネコ
最近は、ウミネコの羽数が一気に増えましたね。ウミネコの繁殖期です。
今は、漁港で水揚げされる魚のおこぼれを狙っているみたいです。漁船が戻りますと、取り囲むように飛びます。
遠くで休んでいた個体が、いきなり私の方に飛んできました。慌てた割には、まあまあのシーンが撮影できましたね。
2022年4月は、野鳥よりも植物の観察の方に時間を割いたと思います。
野鳥は観察、観察、観察、・・・と、観察の連続とデータ採りばかりなので、ときどき疲れてしまうんです
それで、観察しやすさと、自身にとっても未知というのも相まって、植物ばかり追っていたのかも知れません。それに、植物も奥が深いことを昨年から実感していますしね。
野鳥にしろ、植物にしろ、一期一会です。貴重な機会を大切に、これからも観察したいと思います。
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