つい最近まで、八丈島はとても暖かい気候でした。時期外れのハマユウやノアサガオの花が咲いていました。
でも、八丈島もようやく冬が訪れました。島民の方々も
寒いですねぇ・・・
といっています。
今日は、「2020年12月の東京都八丈島の沢の小径へ行ってきました」と題してのお話です。
沢の小径の場所
沢の小径は、八丈島の有名所を行き尽くしてしまったら、「散策にどうかな?」という場所です。
沢の小径の入り口は、えこ・あぐりまーとの駐車場の奥にあります。今の季節ですと、黄色い花が道の両脇に咲き、あなたを迎えてくれることでしょう。
これはツワブキです。八丈島では、ツワブキは12月に冬に咲く花です。
沢の小径を歩いてみましょう
さらに、歩みをすすめますと、ジャングルのような雰囲気になります。
写真左下に見えるヤシの木のような植物は、木生シダのヘゴです。周辺は、黄八丈の糸を染めるために使う、タブノキやスダジイの樹がたくさん見られます。
少し薄気味悪いですが、この道はれっきとした林道で、農家の方が利用しています。
奥には「沢の小径」というように沢があります
沢の小径を歩き続けますと、直進の散策路と林道に分かれます。直進の散策路は、ぐるっと回って最終的にあなたの立っている林道へもどってきます。
近くに沢を流れる水の音が聞こえますね。橋から眺めてみましょう。
沢の小径の沢は、三原川です。三原山の湧き水が集まってできている川です。
ここには、タネコマドリ、アカコッコ、ヒヨドリ、モスケミソサザイ、ニホンイタチなどが生息しています。
沢の小径の散策路の周辺を見てみましょう
タンポポのような綿毛のついた種がありました。でも、大きさはタンポポよりもずっと大きいです。
これは、テイカカズラの種です。
テイカカズラの種は、このぽっぽっ毛を使って、風に乗り、遠くへ運ばれていきます。
また面白いものを見つけました。草が生えていますね。
でも、これは草ではありません。ヘラシダといいます。
そう、分かりますね。「シダ」とついていますので、この草はシダ植物です。
通常のヘラシダは一本です。でも、写真の中心の個体をみて下さい。
葉の先端が二股に分かれていますね。
初めて見ました
なんか、とても得をした気分です
駐車場のある、えこ・あぐりまーとには、喫茶とお土産屋さんがあります。少し立ち寄って、休憩してから、帰るのがおすすめです。
沢の小径は、少し歩いても、色々な発見と出会えます。もし、八丈島の有名所を行き尽くしてしまったら、「沢の小径」はいかがでしょうか?
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