天気予報では、八丈島は今日から下り坂になります。山の方を見ますと、雲がありました。

今日は大丈夫かなぁ・・・
と心配をしていましたが、ヘゴの森ツアーの時間は薄曇りと晴れでした。

今日のお客様はついていましたね
今日は、「2021年11月6日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
最近のヘゴの森は、女性に人気です

今日は、お友達と一緒に来週のヘゴの森ツアーの下見に来ました
最近は女性の小グループの旅行が、目に見えて、増えていますね。
数年前は、ヘゴの森でも団体さんが主流でした。ところが、前述のように、今年は女性の小グループのお客様がとても多いです。
男性:女性の比は、2:8か3:7くらい。アウトドア好きの男性はいったいどこへ行ったのでしょうか?
お二人は大学時代の同級生だそうです。

ヤンバルトサカヤスデ
たしかに、ヘゴの森は美しいのですが、この世の中、美しいものばかりではありません。自然の正しい評価をしていただくためには、すべてを見せなければならないと思いました。

というわけで、ヤンバルトサカヤスデの群れを見せてあげました(笑)

キャー


これ、まだまだかわいい方なんですよ
私が現役の研究者時代は、これを毎年10 kg集めていました(笑)
ヤンバルトサカヤスデの生態、食べ物、防御物質、儚さ、部屋に入らないようにする方法などをお客様に解説しました。

ヤスデは意外と弱い生き物なんですね
理解されてとても嬉しかったです。
ヘゴの森ツアーでは直接ものに触る散策をします
ヘゴ
ヘゴの森には、成熟したヘゴと若いヘゴがあります。成熟したヘゴは気根を発達させているため、幹が硬い毛のようなもので覆われています。

一方、若いヘゴは棘がたくさんあります。お客様は、若いヘゴの幹をそっと触っていました。

テイカカズラ
植物のツルは、その言葉から、とても柔らかい紐のような物体を連想しますね。でも、テイカカズラはとても硬いツル性の植物です。
樹上に続くテイカカズラを見て、お客様は感心されていました。

リュウビンタイ
リュウビンタイは、ぱっと見、木のように見えます。でも、ヘゴの森ではヘゴ、ヒカゲヘゴに続く3番目に大きいシダ植物です。
お客様は、リュウビンタイの葉をひっくり返して、胞子嚢を確認されていました。

ハチジョウベニシダ
本土ではベニシダという文字通り赤いシダ植物があります。ここ八丈島にもその近縁種が存在しています。

ハチジョウベニシダといいます
葉をひっくり返しますと、胞子嚢が赤く見えます。個体差によって赤みが強かったり、弱かったりします。

コケ
昨晩は、八丈島は雨が降りました。そうしますと、コケがふわっと起き上がってきます。
普段は絨毯のようになっていますので、天候の良くない日に散策した人のみのご褒美となります。


来週はよろしくお願いしますね

はい、予約は承っております
来週は晴れるといいですね

今日は、ありがとうございました