今朝も天気予報を大きく外した雨から始まった八丈島です。でも、これが八丈島らしい天気でもあります。

私自身は「八丈島=雨」というイメージですからね
さて、最近は八丈島にこだわりを持っていらっしゃるお客様が増えていますね。山や海のレクリエーションを楽しむ方、ハードでなくても島独特の雰囲気を味わう方、料理や文化を堪能する方、田舎独特のおだやかな時間を楽しむ方など本当に色々です。
今日のお客様は、様々な場所に旅をされてきた方々です。
今日は、「2023年11月16日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
アクティブに様々なことに挑戦する方々

数年前はねぇ・・・
と仰っていましたが、装備はバッチリ。使い続けた形跡もありました。アウトドアを楽しむ方だということはすぐに分かりました。

「ヘゴの森散策路全コース」はいかがですか?
と進言しましたが、

念のため
ということで、今回は「ヘゴの森コース」となりました。

でも、今日のお客様は、「ヘゴの森散策路全コース」に行けたような気がしました
ヘゴの森コースの様子
アジサイやセンニンソウのお話をしながら、ツアーが始まりました。ヘゴの森内では戦後の植林政策によるスギが植えられています。

スギは生長が速いので、住宅用の木材としての期待があったのだと思います
八丈島は強風の日が多いので、これらのスギの枝は風で折れてしまいます。

社長さんの部屋でよく見られる鉢植えのモンステラ。条件が揃いますと、木に抱きついて垂直に生長することができます。奥のモンステラとの対比でこの異様さが分かるでしょうか?

そして、隙間だらけの葉のモンステラですが、もともとはただの葉の形をし、生長するに従って隙間が生じます。お客様はちょうどその段階が見られる群生を撮影されていました。

今朝の雨はコケにとっては恵みの雨です。昨日よりも水を十分に吸ってコケたちは立ち上がっていました。


私たちはヘゴの森内に来ました。今日の天気は雨のち晴れ。シダ植物、ヘゴの緑色が色鮮になっていました。

植物といいますと、動きがありませんので、一見同じに見えますね。でも、生長の方向で形態は大きく変わります。
ヘゴの気根は、垂直に伸びますと茎を覆って本体を支え、横に伸びますと重力で板状になります。


ヘゴは、外見は木に見えます。内部構造も木と同じように私たちは考えがちです。
ところが、ヘゴはシダ植物です。茎の中には年輪はありません。

私たちの頭上にはヘゴの葉柄の傘が広がります。


ヘゴの森コースでは、ツアー全コースのだいたいのシダ植物が見られます。それは木生シダでも同じです。
お客様がご覧になっているのは、手前がヘゴで奥がヒカゲヘゴの混ざった群生です。こうして見ますと、ヘゴとヒカゲヘゴの形態の違いがよく分かりますね。


薦められてヘゴの森ツアーに参加しましたが、よかったです

次回はヘゴの森散策路全コースへ行きたいですね

お客様でしたら大丈夫ですよ

今日はありがとうございました

こちらこそ、今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました
