まん延防止重点措置期間の終了が決定しましたね。大切なのは、手指の消毒、マスク、3密を避けることで、不要な感染を防ぐこと。

口で言うのも行動にするのも簡単ですが、効果は絶大です
さて、終了が決定したことで、ここ最近は、ヘゴの森の予約が殺到しています。私はヘゴの森のガイドと予約管理を担当していますが、ものすごい勢いで予約が埋まっています。

予約がいっぱいで、お断りすることもありますが、そのときは本当にごめんなさい
今日は、「2022年3月、東京都八丈島のヘゴの森の見どころ」と題してのお話です。
ヘゴ
散策が始まると、最初に、ヘゴの森を通過します。ヘゴの森には1,000本ほどのヘゴがあります。
天気がいい日、曇りの日、雨の日といずれも見どころがありますが、今回は晴れの日のイメージ写真を紹介します。

iPhone 12のスマホの現像の補正が入っていますので、さすがにこんなにきれいではありませんが・・・(笑)


ハチジョウカンスゲ
八丈島には、オオシマカンスゲとハチジョウカンスゲが生息しています。花の時期も、もう終わりですね。運がいいと両種の触り比べができます。
葉の断面が、Vがオオシマカンスゲ、Mがハチジョウカンスゲといわれています。
Vは葉の構造がMよりも硬いです。ですので、葉が曲がりにくい(硬い)のがオオシマカンスゲ、くにゃっと曲がる(柔らかい)のがハチジョウカンスゲと言い換えることもできます。

実際、触りますと、すぐにわかりますよ

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
ハチジョウテンナンショウ
冬〜春の時期になりますと、私は、ヘゴの森で、テンナンショウの花を見るのが楽しみです。コブラの頭のような形の花を咲かせます。

英語ではCobra lilyとよばれています
今の時期ですと、シマテンナンショウは終わりで、ハチジョウテンナンショウの開花が始まっています。

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
アオキ
急激に暖かくなりましたので、最近は、花の開花ラッシュです。アオキも花を咲かせ始めました。
アオキの花はとても小さく、そして、花の時期がとても短いです。

花が見られましたら、とてもラッキーですよ

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM
カジイチゴ
八丈島には、主に3種類の野生のイチゴが生息しています。ハチジョウイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、そして、カジイチゴです。
ヘゴの森では、3種のすべてが見られます。そして、最初に花をつけるのがカジイチゴです。
カジイチゴの葉は紅葉のような形をしていて、花は上向きにつけます。

ときどき、アリが花蜜を集めに来ていますね

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
ハチジョウキブシ
ヘゴの森では、散策路の途中に、数珠状に連なった花がぶら下がっている木が見られます。

これは、ハチジョウキブシといいます
今は、この数珠の花が伸長している時期です。もう少し、暖かくなりますと、翅をもつ小さな昆虫が現れ、受粉をし始めます。

EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
シチトウスミレ
八丈島の春の花といったら、フリージアまつりのフリージアですね。でも、野草限定でしたら、私はシチトウスミレを推します。
散策中、視線を前に向けますと見つかりません。足元にたくさん咲いていますので、気をつけて歩くといいでしょう。

EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
まん延防止重点措置期間の終了が決定したことで、ガイドとしても忙しくなりますね。今日紹介した植物以外にも、ヘゴの森には魅力的な生き物がたくさん生息しています。

予約が出来た方は、思いっきり楽しんでくださいね

また、不運にも出来なかった方は、今後も情報を提供しますので、次の機会を楽しみにしてくださいね