現在(2021年7月23日)、諸事情がありまして、ヘゴの森のツアーの新たな募集を、一時的に中止しております。来週の月曜日に、八丈島観光レクリエーション研究会のwebpageで新しい情報が公開予定です。
今週は、募集停止以前にご予約をいただいたお客様のみとなります。

今日も何件かお問い合わせをいただきました
お断りして大変申し訳ございません
ここ最近、八丈島は晴天が続いています。でも、八丈富士の山頂や三原山の山頂は雲がかかっています。
そういう点では、山にいる私はとても過ごしやすいです。
今日は、「2021年7月23日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
お客様は、装備バッチリの女性二人組
最近は、トレッキングに関して、意識の高いお客様が多いです。いい服装は、ファッション性だけでなく、機能も優れています。
普段は、それほども差は出ませんが、ここ一番のときに体力温存や体温維持に威力を発揮します。
ガイドをしている私としても、そのようなお客様がいるだけで、安心が1つ加わります。

ヘゴを見る、触ってみる
木性シダのヘゴを直接見るお客様は驚かれます。本土にはヘゴはありませんので、不思議な木ですよね。
見かけはヤシの木なのに、謎すぎる木です。

ヘゴの幹は気根で覆われています。
気根は根です。ヘゴは全身で水を吸収します。
お客様は、本土にはない変わった植物の形態にとても興味をもっておられました。

ヘゴの上部は地上からはなかなか見にくいですね。ここでは、サンプルとして、ヘゴの木の断片をおいています。
ヘゴの葉柄が落ちた跡は、ヘゴの幹にびっしりと模様のように付いています。切断面には師管と道管が見えます。

ヘゴの森を上から見下ろすとこんな感じです。


恐竜が出てきそうですね

そういえば、英語では、“From here, we feel that we enter the movie of Jurassic Park(ここからジェラシックパークの世界に入ります).”と説明してますね

日本語でも説明してくださいよ〜
和気あいあいとしたガイドです(笑)。
ヘゴの森の体験ツアー
ヘゴの森では、様々な自然を身近に、ときには手にとって見ます。
お客様が見ているのはフウトウカズラ。このツル性の植物に絡まれると、木は枯れてしまいます。

お客様が手にとっているのは両生類のイモリです。ヘゴの森は湧き水が豊富です。

こちらは、テイカカズラのツルにのるお客様の記念撮影。テイカカズラはとても硬いツルです。

人がのっても大丈夫です

最後はリュウビンタイ。リュウビンタイは、ヘゴに比べると小さいですが、大型のシダです。
葉の裏にはシダ植物特有の胞子嚢が見られます。


午後は、八丈富士に登ろっかなぁ〜
装備がしっかりしていますので、体力が温存されていますね。お客様はまだまだ歩けそうです。

元気いっぱいですね
気をつけて行ってくださいね