来週も曇り・雨予報の八丈島です。
年間降水量1位は屋久島の4,000 mm。実は、八丈島は上から16番目で3,000 mmと雨の島です。
データ通りの天気ですね
「雨=つまらない」は刷り込まれた先入観です。雨の日にしか見られない、貴重な一瞬が八丈島では見られます。
今日は、「2024年4月上旬、曇り、雨、霧の東京都八丈島のヘゴの森の様子」と題してのお話です。
ヘゴの森のエリアの様子
今日は、曇り、雨、霧でした。暗い状態になりますと、携帯のカメラでは実物を忠実に写すのは難しくなりますね。
潰れた緑色になってしまいました
本当は違うんですよ
今は春です。雨が降りますが、水分は蒸発しやすくなります。
ヘゴの森のエリアで霧が発生しました。
霧の状態は予想できません。私は足繁くヘゴの森へ通っていますが、今日はいい状態でしたね。
携帯のカメラでもそれなりの雰囲気の写真が撮れました。
コケとシダ植物
八丈島は今朝まで雨が降っていました。ヘゴの森では、雨上がりが美しさMAXになります。
ヒノキゴケあらためヒロハヒノキゴケは、立ち上がっていました。マクロレンズが欲しかったですね。
そして、春ですので、シダ植物の新芽の生長に勢いがついてきました。
大型のシダ植物のリュウビンタイ、言われないとシダ植物とは分からないシシラン、枯れ葉の中に隠れていた新芽が大きくなっていたオオタニワタリを楽しむことができました。
雨の中の散策路のお楽しみ
今日は、曇り、雨、霧の順で短時間に散策路の様相が変わりました。
湿度が高いと菌類が生長します。この鮮やかなオレンジ色の菌はメダケ赤衣病菌。
宿主特異性のため、メダケにだけ付く菌といわれています。
春の八丈島では、色々な花も見られます。毎回生長を観察しているハチジョウチドリはもうすぐ開花です。
そして、春の散策路での楽しみの1つ、シロダモです。これは、花のように見えますが、新芽です。
ふわっふわっで柔らかい新芽の触り心地はくせになりますね
ヒカゲヘゴの森のエリアの様子
空からは小雨のような霧雨のような雨が降り注いでいました。
ヒカゲヘゴの茎は水を吸っていますが、毛は柔らかいままでした。これは春の時期だけ楽しむことができます。
見上げますと、ヒカゲヘゴの奥は霧が見えますね。
これも携帯のカメラでは撮影しきれないのですが、ヒカゲヘゴの森の気根のこげ茶色、上部の毛の金色、そして、葉柄の様々な緑色と見事な組み合わせでした。
今日は、「2024年4月上旬、曇り、雨、霧の東京都八丈島のヘゴの森の様子」と題してのお話でした。
曇り、雨、霧と短時間で変化するヘゴの森の散策路の様子はいかがでしたでしょうか?
さすがに、今日のような天気ですと、携帯のカメラで状況を忠実に写すのは難しいですね。風景、ヘゴ、ヒカゲヘゴ、様々な植物とすべてが美しい状態でした。
デジタル一眼レフあるいはミラーレスカメラが欲しかったですね
今後も曇り、雨、霧の中のヘゴの森の様子をレポートできればと思います